①トランス・チャンネル
深い瞑想から完全に変性意識状態に入り込み、いわゆる『存在』がチャネラーの肉体を一時的にコントロールし、完全に人格が入れ替わってしまう状態になります。
このトランス状態にも幅があり、「フル・トランス状態」と呼ばれる全く意識の無くなる状態と、意識は微かに残っていて状況をコントロールしにくい「トランス状態」に分けられます。
アメリカの過去で最も有名なチャネラーとしてエドガー・ケイシーが揚げられるでしょう。
彼はトランス状態でチャネリングを行ない、数多くの医学的な情報や過去生なども含めて、様々なジャンルの情報を提供しています。
トランス状態でのチャネラーはチャネリングを行なっているときの記憶が無いことが多く、チャネラー自身のエゴが表面化しにくいことが利点としてあげられます。
チャネラー個人はチャネリングの最中は眠っているようなもので、エンティティーが口述した情報を明確に覚えていません。
ですからチャネリング状態で降ろした情報を録音し、普通の意識のある状態で聞き直して成長するという具合になります。
彼等の多くの場合は生まれながらにその能力を身につけているか、突発的な事故や意識の変化によってその能力が表面化する場合が多いようです。
トランス・チャネラーの場合、必要以上の膨大なエネルギーが身体に投入されるので、肉体的な限界や疲労を感じやすいというリスクが伴います。
②セミトランス・チャンネル(セミコンシャス・チャネル)
チャネラーが瞑想状態で半分自分自身の意識を持ったまま『存在』の意識が脳に入ってくるのを許してチャネリングを行なう状態で、通常はおよそ半分くらいの内容を覚えていることが多い。
チャンネルはチャネリングの状況をある程度コントロールすることが出来るので、チャネラー自身のエゴが意識のフィルターを通じて情報に介入しやすくなります。
また訓練によっては、コンシャス・レベルとセミ・コンシャス・レベルを行ったり来たりするような使い分けも可能になります。
多くの場合は学習からこの状態へ入って行くことが多いようです。
個人の意識が完全に肉体から切り離されていないために、チャネラーは自分の口から流れている情報をある程度記憶することも可能です。
③コンシャス・チャンネル
完全に意識のある状態でチャネリングを行なうことができる状態で情報交換や伝達が行なわれます。
多くの場合は、チャネラー自身の感情や怖れ、意識の幅や宗教観、知識レベル、言語の貯蔵量といった『枠』に左右されるので、いかにエゴや恐れを手放して無心の状態になれるかが情報の質を大きく左右します。
コンシャスでの利点は、集中力を使うことにより、時と場所を選ばずに行なうことが出来るという部分が大きいでしょう。
④ナチュラル・チャンネル
完全に意識のある状態で、ごく自然な形で情報が閃きや気付きという形で脳裏に浮かんでくる状態を指します。
状況はコントロールすることが出来ない場合が多いのですが、必要性に応じた自然なタイミングで情報提供される場合が多いようです。
音楽家や画家、作家などの、直観的で創造的な活動を日常の職種にしている人達もその形と言えます。
コンシャス・チャネリング、ナチュラル・チャネリングの領域では、その人の性格や肉体の特性によってさらに様々な可能性が開かれてゆきます。
テレパシックな方向性としては、メッセージを主に言語に翻訳するバーバル・チャンネルがあります。
これは通常、テレパシックに送られてくる情報を脳で言語化し、分かりやすく口語体で表現します。
また送られてくる視覚的な映像、ビジョンを捕え、それを翻訳する視覚的チャンネル。
また送られて来るメッセージや波動を身体の感覚や動きで翻訳するチャンネルも存在します。
この手段を使う人達はダンサーや気効などを経験したことのある、肉体に関して柔軟な意識と準備が出来た人に多く見られます。
その他にも夢の中で人に出会ったり、何かの出来事を経験したり、何か特別なメッセージを覚えて目覚めてくるドリーム・チャンネル、その他にダウジングや、タロット・カード、ルーン(占い石)などのディビネーション・ツールを使って情報を得る方法も存在します。
人がチャンネルの能力を開花せせる時の多くは、その個人にとって、最も適切なタイミングと形で開花してゆきます。
またチャネラーはその時期から宇宙との共同作業というプロセスを理解しはじめ、多くの意識的な変化や、肉体の変化、精神的な成長を体験し始めます。
また多くの場合はエネルギー的な変化に敏感になってゆきます。
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