私たちの意識というのは、色んなことを考えたり出来る部分だけではありません。
実際には考える部分である「脳」は肉体の一部であり、思考を派生させる「発動機」、「発電機」です。
考える能力というのは自意識の力の中の一つですが、前にも書いたように、私たちはお腹が空いたらものを食べる、眠たくなったらベッドに入る、朝起きたら自動的に歯を磨くなど、考えずに行動することも出来ます。
考えている状態だけが「自意識のある状態」ではないのです。
ではこの「意識」というものは、一体どういう風に成り立っているのでしょうか?
一般的にわたし達の「意識」は次の三つの意識で成り立っていると解釈されてます。
(1) 顕在意識 自我、自意識、コンシャス、セルフコンシャス
(2) 潜在意識 サブコンシャス、アンダーコンシャス
(3) 超越意識 トランスパーソナル、ハイヤー・コンシャス
この三位一体の構造はの仏教的な概念で捉えると「心と身体と魂」と表され、英語では「ボディー、マインド、スピリット」という表現の仕方をします。
精神世界の中で数字の「三」とか「三角形」いうのが「バランス」を象徴するのはこのためです。
この三つの意識が一緒になった状態を「トライ・フォース」、三つの理力と言うこともあります。
これを更に別の言い方で発展させてみましょう。
それではこの三つの意識を「点」として捉えてみます。
二つの点(意識)を繋げると「線」になります。
そして更に三つ目の点(意識)を繋げると三角形になります。
また「意識のブリズム」という考え方もあり、この三つの意識の点を結びつけた三角形が光りを分光する際に使われるプリズムに例えられ、この意識のプリズムを通して自身の世界が現れるという説明の仕方もあります。
言葉尻で簡単に解釈してしまうと、超越意識がスゴイもので、潜在意識が低いもののように思えるかもしれませんが、別に「超」つくから「超意識」がエラいわけでも、潜在的だから低いわけでもありません。
なぜなら、それは三つで一つの機能として働くからです。
意識の進化を考える時の最初の段階で重要なのは、この三つの意識をいかにバランス良く統合することが出来るか? にかかっています。
そして、この意識の三角形という部分を理解する中で重要なのは、三角形というのは立体ではなく「平面」だということです。
後にも書きますが、サイキック的な能力や、一般的に言われる「引き寄せ」と言う願望達成などの方法で意識の力を自分の思うように使えるようになるためには、この部分の違いを明確に理解することがとても重要なのです。
三つの点(意識)を繋げたものが三角形という平面ですが、これに四つ目の点(意識)を繋げることによって「高さ」または「奥行き」が現れるようになり、ここでようやく「立体」となるのです。
更に分かりやすく言い換えると、三つの意識が統合された状態はまだ平面的な意識の状態であり、立体的である超現実を生きるための意識状態のことを表してはいないということです。
続く・・・
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