第四章:波 動
①波動とは?
波動を理解する時に混乱するのは、波動というものにも色んな姿があるという部分でしょう。
波動をどう捉えるかの観点は基本的に次の三つがあります。
物理学的な力として捉える
気功的に肉体や生命力に関係するものとして捉える
精神や意識として捉える
物理的に捉える人は、波動を精神的なものや、生命力として肉体的に作用するものとして考えません。
この場合の波動は単純に力として科学的に捉えられます。
物理の世界での「波動」には、粒子性と波動性という二つの動きがあります。
粒子性というのは、小さな砂の一粒のようにみえる物質が集まっているということです。
波動性というのは、波のような動きをするということで、この波としての動きには、縦波と横派があります。
波の動きを簡単に説明すると、平らな水面の上から一滴の水滴を落とすと、それが波紋のように波となって広がっていきます。
これは水という媒体を通じて波動の動きが現れているものです。
また地震も同じように、断層と断層が刷れた時に生まれる振動が地面の下を波のように動かして伝わって来ます。
この地震波が海に伝わると、海面に動きを造り出して津波になります。
これらの動きは、水や海、地中の中の物質などの何かの媒介を通じて現れるものですが、物質的なものを通さないものもあります。
電磁波などは物質ではありませんが、同じように波のような動きを通じて空間の中を伝わっていきます。
電子レンジは電子を動かし、ラジオの場合は音波として、テレビなどは映像と音声が音波として空間の中を周波として伝わる原理で動いています。
そして、この波動という「力」の動きには、次のような物理量が当てはめられます。
【振動数 frequency】 波動が単位を測るための時間に対して、どれだけの回数が繰り返されるのかを表すもので、単位はヘルツ(Hz)で表されま す。周波数と言うのも同じもので、周波数は、電磁波や振動電流といった電気振動を扱う電気工学や電波工学、または音響工学などの中で用いられる言い方で す。
【周期】 天文学の中で惑星や衛星などが定期的な周期で公転や自転を繰り返す時のような期間を表すものです。時間で測るので秒が使われ、暗号学の単位はビットが使われます。
【振幅】 波動が動く時に現れる振動の大きさを表す量で、波が一定の間隔で大きくなったり小さくなったりする時に、大きくなっている時点から、次の大きな時点までの周期の幅を測るものです。
【波長】 波となった動きが空間の中を伝わる時に表す周期的な長さのことです。
【波数】 wavenumber 単位を表す長さ(単位長)の中で現れる波の周期の回数。物理化学や分光学では単位長あたりの波の数で、波長の逆数に当たります。
量子力学の中で波動の力を扱う波動力学では「すべての物質は波としての性質を併せ持っている」と説明しています。
第一章で書いたように、存在する物質の全ては量子レヴェルでは絶えず振動を繰り返しています。
簡単に書いてしまうと、全てのものは目では見えないけれど、絶えず振動しているということです。
続く・・・
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