顕在意識の枠を超えて超越意識の階層へ入る時のことを変成意識状態になるとも言います。
簡単に書いてしまうと、普通の意識の状態を変成させる、変化させるという意味です。
通常の場合は普通の意識状態から離れた意識が変成している状態で超越意識的な経験をするわけです。
超越意識の状態に入り込むために使われている一般的なメソッドが瞑想ということになるでしょう。
心を落ち着かせて頭の中の雑念を取り払い、呼吸法と併用しながら意識の高みへと上昇するというやり方です。
瞑想に上手く入ることが出来るようになると、自分が急に広がった感じがしたり、感覚が研ぎすまされたように感じたり、中には何かしらのヴィジョン(映像)を脳裏の中で視たりするという経験が起きて来ます。
神経言語プログラミングや、ヒプノシス(催眠療法)でも原理は同じです。
退行催眠や過去生回帰などを行う場合も、誘導によって意識の状態をセミトランスからフルトランスなどの変成意識の状態に入ることによって脳裏で明確な映像を視たり、過去の経験を再体験したりすることが可能になります。
近代的なメソッドだと、ヘミシンクのように右脳と左脳を共振させて変成意識状態へと移行させることによって同じような経験を可能にすることも出来ます。
前のサイキックの能力の章で書いたトランス・チャネリングやセミ・トランスチャネリングという能力も、この変成意識状態の中に入って行われるものです。
普通の意識の状態から離れて、トランスまたはトランスに近い状態になって肉体を持たない存在とコミュニケーションを行うわけです。
これらを簡単に書いてしまうと「意識のスイッチを切り替える」ということです。
チャネリングという技法で変成意識状態に入る場合には、フル・トランス(完全に意識が切り替わって別のリアリティーに移行して、自意識が無くなる状態)、 ディープ・トランス(自意識が少し残っている状態)、セミ・トランス(半分くらい意識があり、環境等も把握出来る状態)などと様々なレヴェルがあり、意識 がどれだけ別の状態に切り替わっているかによって経験する、または体験できる事柄が微妙に違って来るわけです。
これがサイキック的な技法で変成状態に入る場合は、訓練次第で自意識を明確に保ったままフルトランスまたはディープ・トランスに近い意識状態へ移行することが出来るようになります。
サイキック的に意識の切り替えが上手くなって洗練されてくると、スイッチをオンにするくらいの短時間で変成意識状態に入ることが出来るようになり、オーソドックスなやり方で座禅を組んで心を落ち着かせ段階的なステップを踏みながら瞑想状態に入る必要がなくなります。
簡単に書いてしまうと、意識の力を使って脳波を変化させ、体全体の波動と波長域を引き上げるのです。
サイキック的に意識を変容させる場合は、明確な自意識がありますから、目を開けている状態で多次元的な現実を視たり、感覚機能が広がって様々な波動レヴェルへと同調を始めるので、普通の意識状態の中では有り得ない体験をすることが出来るようになります。
続く・・・
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