ではここで簡単な実験をしてみましょう。
まずは、今の自分の状態を確認してください。
心や精神のバランスとか、身体のバランスとか、エネルギーの状態などです。客観的に自分を全体的に把握しておいてください。
次に頭の中で、何でも構いませんから、自分が楽しくなること、例えば、好きな人と会っているイメージ、美味しいものを食べているイメージでも、行ってみて好きだった場所、感動したことなどを思い浮かべてみましょう。
出来るだけ立体的に、そして実際にそれが起きているかのように、感情も付け加えてみましょう。
そして、しばらく自分で造り出したイメージの世界で楽しんでみて下さい。
それでは頭の中で創ったイメージの中で感じていた時を振り返ってみて、その時の自分の意識の状態を思い出してみて下さい。
あなたは全体的にどのように感じましたか?
楽しいと感じましたか? リラックスした感じがしましたか?
頭で考えるよりは、自分の身体に聞いてみるのが分かりやすいでしょう。
では、イメージする前と、イメージしていた時、そしてイメージから離れた時のことを比べてみて下さい。
一体なにが違うのでしょうか?
イメージする前と、その最中、そしてその後では、全体的な何かが変化しているはずです。
中にはイメージし終っても楽しさや嬉しさが残っている人もいるでしょう。
そして肉体的にも、何かに満たされている感じ、エネルギーの値が前とは変わっていることに気づく人もいるでしょう。
私たちは、考えるという「思考」の力と、「感じる」という力を使って、意識の状態を変化させることが出来るということです。
これは「思考」や「感情」には、意識の状態を変化させることが出来る「力」があることを教えています。
ではここで前に書いた三位一体と、それぞれの意識状態の力を使って現実を動かすという部分を思い出してみましょう。
前にも書いたように、思考は顕在意識の力です。
そして感情は潜在意識の力です。
また思考と感情の力を使って造り出されたイメージにも同じように意識の状態を変化させる力があります。。
イメージは思考と感情の力が統合された超越意識の力です。
この三つの力を現実レベルに引き下ろすと、精神の状態、感情の状態、思考の状態、そして身体の感覚やバランスが変化するのです。
思考や感情、イメージというものには実態はありません。
しかし、何かを動かすことが出来る「力」なのです。
本によっては「マインド物質」と呼ばれたり、「超物質」と呼ばれたりすることもあります。
それは普通の意識状態では見えなかったり、分からなかったり、触れなかったりすることは出来ませんが、意識の三位一体が統合され始めて、それまで隠れていた様々な能力が浮上して来ると、その存在というのが物質であるということが理解出来るようになるからです。
分かりやすく書いてしまうと、マインドで創られた何かを、物質として視たり、触ったり、体感したり出来るようになるからです。
一般的にエネルギーには方向性があり、動きがあります。
それと同じように、思考や感情、イメージから生まれた力が、実際にエネルギーとして働く場合にも、方向性と動きを持ちます。
私たちは意識を使って力を生むことが出来ます。
端的に書いてしまうと、意識自体が力そのものなのです。
そして多くの人達は、自分の持っている意識とその状態、そして意識の力というものに対して全く自覚がありません。
それは意識に関することを一切学んで来ていないからです。
意識という項目に関して全く無知な状態ということです。
その無知さのから生まれる無意識さのために、思考や感情、そしてイメージといった意識の力を自分でコントロールすること無しに、野放しで使っているのです。
そして、この意識の力の盲目的な無駄遣いが、様々な煩悩やら、分離を生み出しているのです。
私たちは「正しい意識の力の使い方」を学ぶ必要があります。
前の不満足を埋めるための自転車操業という内容の部分でも書きましたが、多くの人は、自分を本質的に満足させることの出来ないものを求め続けています。
それは自分の中の不満足さを、人間関係の中での感情のやり取り、愛情の切り売りや交換、そして快楽的、肉欲的、物質的な欲を通じて回転させているだけで、
本質的に自分を満足させてくれる「何か」を見つけていないらです。
では自分を本質的に満足させることが可能な「何か」とは何なのでしょうか?
続く・・・
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