感情はエネルギーで、それは内面からふつふつと沸き上がってきます。
人間は感情によってエネルギーをつくりすのです。
そして私たちの思考、考える行為も同じようにエネルギーを生み出します。
思考の場合は頭の中で生まれます。
思考と感情は結びついているので、考えている間に感情が湧き上がって来て、思考と感情が同じ方向に向かって動き出すと、とても力強いエネルギーへと変わって行きます。
そのエネルギーが上手く使われないと、内面の中で行き場を失い、最終的には爆発するように外へ出て行こうとするのです。
多くの人達は、この感情のエネルギーと思考の動きに振り回されていることが多いのです。
頭の中で何か嫌なことを考え始めると、次第に感情がそれに上乗せされ始めて、その内に誰かに話しを聞いてもらわなければ気が済まない状態になって来ます。
これが「もう、頭に来る!」「頭に来たぞ!」というものです。
この段階に来てしまうと自分の理性ではコントロールがつきにくくなり、自然な成り行きで誰かに聞いてもらいたくなるのです。
これが更に酷くなり苛々が増してくると、この感情と思考のエネルギーを誰かにぶちまけたくなるのです。
血気の多い人になると、頭に来ているという理由だけで、近くにいる人や、側を歩いている人に意味なく八つ当たりを始めたりします。
頭で色々なことを考え始めて終止がつきにくくなると、次第に精神的にストレスを感じるようになります。
感情も同じように内面で自分の感情を上手く処理できない状態になってしまうとストレスになります。
怒りの場合でも、悲しみの場合でも同じです。
この二つが合流して体全体に広がり始めると、肉体もストレスを感じるようになります。
怒りの感情の場合は苛々したり、貧乏揺すりを始めたり、頭を掻き始めたり、動作が荒くなったりし始めます。
悲しみの感情の場合は口数が少なくなったり、首がうなだれ始めたり、やる気がなくなったり、酷い場合には自閉症のように自分の殻の中に閉じこもり始め、悪化すると自分で自分を痛めつけるような行為、肌を引っ掻いてみたり、傷つけ始めたりします。
内面の意識の不安定さは、精神的にも感情的にも肉体的にもストレスになるのです。
自分の内面の動きや、意識の状態に全く関心の無い人達は、潜在意識の働きから自分で生み出している思考、感情のエネルギーに振り回されながら人生の大半を過ごすのです。
れらのストレスの元になっているのが自分の幼少の頃に無意識的に学んだことだと知らないので、誰かが自分をそのような状態、怒りの状態、悲しみの状態にしたと思って感情のエネルギーを駆使して攻撃してしまうのです。
世界観の狭かった頃の経験を通じて養われた、無意識的に学んで来た思い込みの論理を基本にして、その後の人生も歩んで行くのです。
そういった人間の生み出す思考と感情のエネルギーを考えてみましょう。
多くの場合はそのエネルギーをネガティブな方向性で無駄に使っていて、そのエネルギーの無駄遣いで疲れてしまっています。
精神的に疲れてしまった場合は、まず最初はリラックスすること、自分の精神が安心する状況を望むでしょう。
更に精神のバランスがぐらついている場合は、それを埋め合わせるために、誰かに頼りたくなったり、支えて欲しいと感じます。
感情的な場合でも、誰かに優しくされたり、近くにいて欲しいと感じたり、愛されたいと思います。
ではどうして精神的にも感情的にも、肉体的にも疲れてしまう前に、何か方向転換をする努力が出来ないのでしょうか?
多くの場合は、それらのアンバランスさに引き込まれてしまうので、自分のことも、周囲のこともあまり良く見えなくなります。
あまりにも思考や感情のエネルギーのバランスが悪くなってしまうと、そのことだけに意識が集中しやすくなるのです。
それが更に進んでしまうと、自分の思考や感情の流れの中で溺れてしまう、絶えずこのことを考えてしまう、絶えずその感情を感じ続けてしまうようになります。
マイナス思考とマイナスな感情のエネルギーの渦の中に取り込まれて行って、そこから抜け出しにくい意識状態に浸り続けてしまう傾向になってしまうのです。
サイキック的な観点からそのような意識の状態を、肉体とそれを包んでいるオーラも含めて全体的に視てゆくと、とても面白いことが視えて来ます。
後のオーラの構造の部分でも書きますが、思考や感情のエネルギーの流れを波動的に捉えて、それをサイキック的な視点で追いかけて行くと、オーラの中に異変が視られるのです。
思考や感情のエネルギーとその動きというは、身体の中だけではなく、オーラの中にも現れ、その人の全体性に影響を与えているのです。
この普通の視界では視ることが難しいオーラの動きと人間関係を視てゆくと、人と人が交流している間に、オーラに現れて来る色や光り方の度合い、パターンの現れ方などが変化するのです。
思考や感情のエネルギーを波動として捉えてみると、私たちは何かしらの交流を通じて波動の交換、やり取りをしているということが視えて来ます。
思考や感情の動きはコミュニケーションが行われて行く中で、人と人の間を波動的として行ったり来たりさせて崩れているバランスを保つ動きをするわけです。
前にも書きましたが、私たちは誰かとコミュニケーションを行うだけで元気になったり、落ち込んだり、怒ったり、悲しくなったりします。
そして感情はエネルギーであり、人間の意識状態と精神状態、そして肉体の状態に影響を与える力を持っています。
それらのことを踏まえて思考や感情そのものを捉えてみた時に見えて来る姿というのは何でしょう?
それは波動です。
続く・・・
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