⑦波動が高いとは? 波動が低いとは?
それではもう少し具体的に波動のことを書いてみます。
よく波動が高いとか、波動が低いという表現がされることがあります。
この表現だと書いて字のごとく、波動は高いものと、低いものがあるということになります。
しかし、これは波動を高い・低いという高さで表した言い方で、これも波動に関する誤解を招いている表現の中の一つです。
単純に高い・低いという捉え方は二次元的な直線的な捉え方で、波動の本質を上手く表してはいません。
前の意識の章で書いたように、意識が立体化して多面的にものごとを捉えるようになっていないと、波動というものを平面的な意識の世界観の中に位置づけるのです。
多次元で立体的な意識状態から波動を捉えると、それは単なる高い・低いという平面的な捉え方ではなく立体的なものだと捉えることが出来るようになります。
なぜなら、波動には次の5つの方向性があるからです。
★波動の周波数’(振動数) 波動がどの周波数(振動数)の値にあるか。
★波動の密度 一定の空間の中にどれだけの密度を持っているか。
★波動の質 どのような質や方向性を持っているか。
★波動のヴォリューム エネルギー的にどれだけの量を持っているか。
★波動の極 プラスの方向にあるか、マイナスの方向にあるか。
この「高い・低い」という表現だと、波動の周波数(振動数)が高いのか、それとも波動の密度が高いのか、それとも波動の質が高いのか低いのか、ヴォリュームが高いのか低いのか分かりません。
この原因は前にも書いたように「波動は宇宙エネルギー」という表現のされ方が元になっています。
波動がエネルギーとして理解されているので、そのエネルギーが高いか低いかというアイデアになっているわけです。
この場合だとエネルギーのヴォリューム(量)が高い、低いというイメージに結びつきます。
そういう事から、多くの人は「波動」というものを単一的に捉えているわけですが、実際にはそうではありません。
そしてこの誤った認識のされ方が、多くの人に波動というものの本質を見えなくさせているのです。
波動に対して敏感になってゆき、肉体波動のレヴェルが様々な意味で上昇してくると、波動をもっと敏感に感じられるようになります。
波動が上昇するという意味は、波動の振動数が細かくなる、そして密度が高くなり、質も高くなって、そのヴォリュームも高くなるということです。
これを気功的なアイデアで考えると、気という波動の力がどれだけ高くなっているか、強くなっているかという理解のされ方になります。
簡単に書くと、力のヴォリュームが高いか低いか、強いか弱いかというアイデアです。
気功的に波動が高くなる、強くなると、それを使うときの効果が増して来るということになります。
ではもっと分かりやすい例えを使って書いてみましょう。
水道の蛇口の栓を開くと水が流れ出てきます。
同じ圧力という条件の元で、少しだけ開くとチョロチョロと水が流れて来て、全開にすると勢い良く水が流れてきます。
これが水が出る量と、その勢いに関係します。
蛇口の栓をどこまで開くかによって、水の出て来る量と、その勢いが変わるわけです。
このような理解が一般的に捉えられている波動の理解です。
気功的に波動を理解する時の高い・低いという表現の仕方は、一般的には気の力がどれだけ強いかです。
これを水に例えると、水の勢いが強いか弱いかに当たります。
さらに同じ水圧、同じ栓の開き方でも、パイプの太さや詰まり具合によっても水の出に差が出て来ます。
パイプが広いか、狭いかによって出て来る量に違いが出て来るのです。
太いパイプを通す場合はスムーズに大量の水が流れますが、詰まり気味のパイプを通した場合は水の出が悪くなります。
しかし水と一口で言っても、水にも様々な種類があります。
水には水質というものがあり、奇麗な水と、そうでない水、その他にも軟水なのか硬水なのかという分類もあります。
これを気功的に言うと、太陽の気を取り込むのか、月の気を取り込むのか、大地の気を取り込むのか、植物の気を取り込むのかという「気の質」というアイデアになります。
さらには水には密度と言うものもあり、普通の水はサラサラと流れて行きますが、水の質によっては、ドロドロになったり、ジェル状になったりします。
これを気功的に言うと、気がサラサラに流れるのか、気を練ると言ったように、少しトロトロな感じに変質させるかという具合になります。
一口に「波動」と言っても、それを高い・低いという基準で判断するには、非常に無理があり過ぎるということです。
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