⑭ 波動は同じ方向性を引き寄せる
波動の動きには幾つかの特徴があります。
その中の一つが、プラスの波動はプラスを引き寄せ、マイナスの波動はマイナスを引き寄せるというものです。
簡単に書いてしまうと、ポジティブ思考の人は自分と同じように前向きな考え方をする人を好むのと同じです。
またネガティブ思考の人が、自分と同じように否定的に考える人とつるむのと同じです。
また健康な人は、同じように健康なことをする人を好むのも同じです。
そして、お金の波動も、同じようにお金の波動を好みます。
よくお金がお金を生むという言葉がありますが、お金そのものの波動は、同じ波動が沢山ある場所や人を好むのです。
場所にも波動がありますが、場所の波動も、同じような波動を持っている人達を惹き付けます。
お金持ちが多く住んでいる高級住宅街の人達は、同じようなレベルの人達を好み、逆に庶民的な人達が集まる地域は、同じように庶民的な人を好みます。
ビジネスの世界でも、エグゼクティブな人達は自分と同じようなステイタスの人達、もしくはそれ以上のステイタスの人達に惹かれます。
逆の位置だと、ホームレスはホームレス同士で固まり、政治家も同じ考えの党派に別れてゆきます。
このような傾向を少し離れた所から考えてみましょう。
どうして同じような人達はグループとして集まる傾向にあるのか?
その理由は、お互いが理解し合える、お互いの言っていることが理解できる、話しの方向に互換性があるからですが、それだけではありません。
同じグループの中ににいると、単独でいるよりも安定し、自分よりも大きな力を感じやすいからです。
前にも書いたように、私たちの思考、考えというのは波動です。
頭の中で否定的なことを考え始めると、意識的になって考える方向を切り替えないと、そのままネガティブなことを考え続ける場合が多いのです。
考えることから生まれる思考の波動がネガティブだと、同じようなネガティブな波動を引き寄せ始めるのです。
そして頭の中はドンドンとネガティブな思考で回転し始め、これが行き過ぎてゆくと自分でも中々押さえ切れないようになり、最終的には頭の中で回転して巨大化したネガティブ思考を口から表現したり、態度や行動で表すという風になっていきます。
ネガティブ思考から生まれた波動は、その力を拡大するために、さらにネガティブな思考を生み出して強化させる動きをするということです。
自分自身の思考の動きに対して敏感であることを訓練してゆかないと、ネガティブな思考から生まれる波動が力として連鎖的に動き始めると、自分がネガティブ にものを考えているのか、ポジティブに考えているのかさえ分からない状態、ネガティブに考えることが当然なのだという錯覚した意識状態に入ってしまいやす くなります。
途中で自分がネガティブ思考になっていることに気がつけば、そこから方向転換させる努力が出来ます。
しかし、多くの場合はネガティブ思考が内面のネガティブな感情に火をつけて、ネガティブな思考と感情の波動を合流させるので、その力強さに負けてしまい、自分の意識の状態を客観的に眺めることが出来ない状態になります。
自分の意識の状態が、ネガティブな波動に取り込まれてしまい、操縦法を見失っている状態に陥るわけです。
前の不満足の法則のところでも書きましたが、私たちは波動的に自己充足させる方法を学んで来ていないために、思考と感情の力を使って、自分以外のところから必要な波動を取り込む習慣がついているのです。
波動というのは平面的なものでなく、色んな方向性を持っているので、ポジティブな方向とネガティブな方向のバランスをとるのが難しいものだと言えるでしょう。
続く・・・
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