「ゆりちかへ」ママからの伝言」という本です。
読みながら、色々なことを考え、感じました。
ある意味で遺書的な本だと言うことを前もって知っていたので、読みたいけど、読みたくない的な気持ちがあったんですけど、読んで良かったです。
スッキリしました。
良かったというよりは、ものすごい光りと、沢山の鮮やかな色の輝きで、意識がスパークしながらチャージされてしまう本です。
この本は、生きるという意味を改めて考えさせると思います。
どんなスピリチュアルな本よりも、どんな自己変革の本よりも、どんなスピリチュアル・マスターの教えの本よりも、「生きる」という意味の本質を捉えている本です。
この本を読んだら、自分が抱えている悩みとか、問題とかが、とても小さく思えるようになると思います。
それなりに一生懸命に生きていると思っていましたが、それでも自分が「ずるずる」と生きているのが分かってしまうんです。
本の前半は、ママが娘に伝えたいことが綴られています。
この前半は、どんなスピリチュアルな書物よりも、遥かに地に足のついた「実質的な人生の歩み方」がスンナリと気持ちよく書かれています。
子供ということ、学校のこと、セックスのこと、お金のこと、人間関係のこと、恋愛のこと・・・。
人生を歩いて行く中での、実践マニュアル的な内容です。
ママのふところ的なものを通り越して、ある意味で、神様からの言葉的なものさえ感じてしまいました。
普通のことがサラリと丁寧に書かれていて、そして美しいんです。
サラサラ、キラキラとした波動が、スンナリと脳みそと意識の中に入って来ます。
読みながら「そうか、こういう風に親から教えてもらっていたら、わたしの人生は大幅に変わっていただろうなぁ」と思いました。
後半は闘病記です。
これは圧巻でした。
「生きる」という意思が最後まで貫かれています。
悲しいとか、痛いとか、辛いとか、そういう枠を通り越して、熱意というか、情熱というか、生きたいという渇望から、炸裂する光りと輝きが伝わって来ました。
読み進んでいくと、身体が熱くなって、活気が湧いてくるんです。
この本はお涙頂戴的な本なんかではありません。
「勇気」と「活力」、そして「希望」を与えてくれる本です。
私も何度も「死」というものを目の前にぶら下げられましたけど、そんなの可愛いものだと思ってしまいました。
「死」が突然に目の前に提示されると、それまで目の前に輝いていた、やりたい事とか、楽しみにしていたことが、一気に取り上げられ、消え去って、自分がどこにいるのか分からなくなります。
それから混乱を通り越して、途方に暮れて行き先が分からなくなったり、自暴自棄になって焼けクソになったり、閉ざしてしまって気力がなくなってしまったり、怒りが沸き上がって来たりします。
何度も闘病生活をしましたから、その辛さとか、痛さとかは分かります。
しかし、自分のお腹で赤ちゃんが育っている最中に、癌を宣告された著者の心境は図りきれません。
わたしは子供がいないので尚更です。
でも読んでいて、子供を持つという意味が分かった気がしました。
子供は命をつなぎ止める存在なのだということが分かりました。
そして対象が子供であれ、大人であれ「何かを伝える」という意味が明確になったと思います。
人生に迷いを感じている方、「ずるずる」と無意識的に生きている方、人生の壁に突き当たっている方。
この本を読めば「生きる勇気」が湧いて来ます。
難病に冒されたテレニン晃子さんが、まだ幼い娘「ゆりあ」に、せめて自分の思いを残したいと、書き始めた本が一冊になりました。
赤ん坊を抱き、お乳を飲ま せること、いっしょに遊んでやること、そのどれもがままならない、普通のことができない。
娘の将来を見てやれないかも知れない、そんな切なくいとしい娘へ の思いがいっぱい詰まっている。
「生きるとは、子どもを生み育てるとは、夫婦の愛とは……」
娘へのメッセージは、「勉強、お金、恋、sexのこと……」と、どれも自分に置き換えて読める、生き方を問う一冊。
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