このシンクロにはビックリです。何故なら私の生活の中で「嘘」に関する話題が非常に多いからです(笑)
友人のHさんも全く同じ話題で、彼氏のコカイン中毒が発覚し、嘘をつかれるという話しでしばらく話題が絶えませんでした。
そして少し前に、職場の皆の話しの中で嘘の話題になったわけです。
同僚の一人の女性が「嘘は許せない!だから四年つき合った彼氏と別れる」って言い出しました。
嘘をついたと言っても、別に他の女と寝てたわけでもなし、単純に男友達とお酒を飲んでいただけなんですが、嘘をつかれたのが駄目だったわけです。
彼女曰く「どうして男は嘘をつくのかしら?」という会話に発展しましたが、嘘を付くのは別に男だけではないと思います。
メールを頂いた友人の恋人はスペイン人で、元々しゃべりまくる国民性に加えて頭が良く、次から次へとよくできた嘘というか作り話をするんだそうです。
友人が信じやすい性格であり、後で考えると嘘だと分かるそうですが、恋人が話してる時には分からないんだそうです。
また嘘を指摘すると絶対認めずに逆切れされてしまいます。
友人は時々すべてが嘘に思えて気持ち悪くなり、自分が汚された気分になるそうです。
ここまでして何で分かれられないのか? という自分に対する疑問も持っています。
恋人に逆切れされるのは、恋人が嘘を言ったことを認めているようなもんですね。
人間は基本的に自分が指摘されて攻められると反抗することが多いです。
まぁ、自分の体裁が悪くなり、自分が小さくなる感じがするからでしょう。
鼻から嘘だと思って決めてかかるのも問題になると思います。
この二人の関係性の中で、このような状況が作り出されるのは、そこに二人で学ぶべき問題があるからです。
基本的に、相手は自分の合わせ鏡ですから、相手を避難するだけでは現状は変わりません。
こういう場合は、自分が変わる努力をします。
まず自分自身に向かって「どうして自分は相手に嘘をつかれて嫌な気分になる現実を作っているのか? その原因は自分のどこにあるのか?」を聞いてみましょう。
また、自分の過去の中で、今と同じような経験をしていないか? 特に両親との関係の中での出来事を探ってみましょう。
もしくは別の恋人との関係の中での裏切りとかも省みてみます。
恋人が嘘をつく事によって自分が特定の反応をするのは、本人の中に、すでに同じような状況を経験していて、同じような感情的な反応、経験をすでに持っているからに他なりません。
ですから自分の反応が、自分の過去の中のどこから来るのかを探ってみる必要があるわけです。
その根源のような部分を見つけ出して癒してしまえば、本人の現実の中に、同じような経験は出現しなくなってゆきます。
仮に同じような状況を経験しても、感情的な反応が違ってくるようになり、別の角度から捉えられるようになってゆきます。
まず自分の中から今の現状を派生させている種の部分を見つけて、取り除いてしまうわけです。
そこから自由になれば、同じような経験をしても感情的に左右されなくなるわけです。
この段階を終えたら、次に指摘をしないことを心がけます。
違った方法で相手に「嘘」が良くないこと、相手を傷つけたり、悲しませたりするんだという事を理解させる、分からせる方法を考える努力をしてみましょう。
直接に指摘して突いた結果に、恋人が閉じてしまい、逆切れするわけです。
これは自己防衛の一種なわけですが、それが、いかに子供っぽいことなのかを理解させるために、何か別の方向で話しをするなり、示唆するなりするしかないわけです。
全く違うモードの時に、例え話で情報をインプットするなどをやってみましょう。
一番簡単で効果的なのは、相手の弱さを認めることです。
相手に対して抵抗する、反発するから、相手側もそういう態度に出るわけです。
これは彼の子供性のなせる業なので、子供の頃の話しを良く聞いてみるとか、両親や家族との関係性を良く聞き出すとかして理解を深める努力をしてみるのも必要です。
あなたの頭の中の構成と、彼の頭の中の構成は全く同じではありませんし、育った家庭環境も違いますから、まず同じように考えないことです。
彼の言動は彼の中のインナーチャイルドのなせる業なわけです。
嘘をつかれて傷つくのは誰もが同じだと思います。
それは相手を疑ってないからであって、心の美しさの現れであります。
その反面に、相手の嘘が分かって切れてしまう、攻めるモードになってしまうと、お互いの間の状況が悪くなってゆきますね。
相手も嘘がバレて引くに引けなくなるので、嘘を突き通して真実にするために奔走するわけです。
言い方によっては「嘘だって1000回も言えば本当になる」かもしれませんが、この癖は本人が嘘をつくことの虚しさを理解するまで続くことになるでしょう。
この場合は、精神エネルギーを無駄に「戦う」ことに使わないことです。
少し上に立って、彼を良い方向へ引っ張ってあげる努力をしてみましょう。
相手の否定性に意識を当てると、否定的な現実が作られてゆき、その否定的な部分を見続ければ見続ける程、そこにエネルギーが注ぎ込まれてゆき、現実が頑になってゆきます。
ですから、逆に相手の中にあるポジティブな部分に意識を当てる努力をするわけです。
そんな彼と別れられないのは、幸せへの執着も含めて、様々なことが本人の中にあるからですね。
誰でも相手との関係性を信じていたいので、信じる努力もするし、持続させる努力もします。
要は、誰でも自分の持っている「幻想」が壊れるのは嫌だということです。
まぁ現実を客観出来に観察する、自分も相手も含めてね。
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