ウシャブティというのは、第一中間王国時代からプトレマイオス王朝時代の終わりまで約2000年の間に渡って故人の墓に埋葬されていた召使いの像のことです。
王朝初期の時代では人身御供が行われていた形跡がアドビスで発見され、王と一緒に彼に遣えていた高官達の遺体が発見されています。
彼らの白骨体に外傷がないことから、生前と同じように死後の世界でもファラオに遣えるために、王と一緒に死後の世界へ旅立つことにヴォランティアしたのではないかと考えられています。
そのような人身御供の習慣も2800年BCE頃には消え失せ、古王国時代の墓から召使いの像が発見されるようになり、最も古いウシャブティ像は新王国時代の第十八王朝のファラオ、イアフメス一世の石灰岩製のもので、新王国時代からは召使いとされています。
第三中間期の第21王朝時代から一般的になり、その数も多くなります。
一時期は数百のウシャブティ像が納められ、ツタンカーメン王の墓の中からは413体もの像が発見されています。
その数は一般人よりも王族の方が多く、第25王朝のエチオピアの王タハルカの墓からは1000体以上が発見されています。
ウシャブティ像はの他の副葬品と共に墓に納められたウシャブティ箱の中にまとめて入れられ、場合によってはサルコファギの周辺を埋め尽くすように置かれていました。
故人のミイラの姿見を写した木や石の像と、彼に使えていた従者を模した然程は大きくない像で、その殆どは大量生産されています。
中には大きなサイズの像もあり、それらは完成度の高い逸品的な仕上がりで造られています。
ウシャブティの多くは持ち主の名前と地位が刻まれ、王が死後の世界で審判を受け、その結果にオシリスの土地で強制的な労働をすることを余儀なくされた場合は、その瞬間に自動的に息を吹き返し、王の身代わりとなって仕事をこなす役割を与えられています。
呪文が書かれたウシャブティには一般的に棺文書から抜粋された呪文472、または死者の書の第六章の中のスピーチが刻み込まれています。
呪文472
おぉ、シャブティ像よ もし地下世界で何か仕事を終わらせるために(故人の名前)が呼ばれたなら
そしたら仕事の項目の中の確認印しがそこで叩かれる
彼のために、彼の労働を通じた奉仕のために
それは汝のことであり、何時何時にでも行わされるかも知れない
沼地を耕し、川岸場を灌漑するために
砂を西や東に運ぶために
「私がそれを行います、そのために私はここにいるのです」と汝は言いなさい
木 金 ブロンズ 絵の具
副室の中で一体だけ発見されたウシェブティです。召使いの小像の中で最も大きなものの一つです。
続く
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