今回は意識のエクササイズの一環になる「グランディングのため瞑想」に向かって行きますが、まずは準備段階からです。
「瞑想」いうと座って座禅を組んで無の境地に入るという一般的なイメージがありますが、これも大きな思い違いです(笑)
三位一体がバラバラの状態で座っていても「無」の境地になんて入れません。
ということで「瞑想の基準」から始めてみます。
瞑想にも様々な方法がありますが、先述したように、準備が出来ていないと話しになりません。
最初はポジションですね。
座禅を組む必要が絶対にあるわけではなく、椅子に軽く腰掛けても出来ます。
ポジションのポイントは、頭を頂点にて三角形を形作ることです。
座禅を組む場合は、正座と違って膝が左右に広がりますから、膝の上に手を置くと三角形の形になるわけです。
椅子に座って行う場合は、膝を肩幅くらいに広げると安定します。
★第一ポイントは「背筋を伸ばす」こと。
これはエネルギーは脊髄に沿って上下するからです。
★第二ポイントは「胸を開く」こと。
肩を自然な感じで落として胸が開く位置を維持します。
前屈みになって胸が閉じているとエネルギーが全体的に流れて行きません。
それはちょうど胸の辺りでエネルギーが身体の左右に交錯するからです。
背筋が伸びているのを意識しながら、同時に胸が開いているのを意識してください。
★第三ポイントは「顎を気持ち上げる」こと。
胸を開くと肺が開きますが、ここで喉の位置のバランスが解放されていないと呼吸がスムーズに行かないからです。
顎の筋肉に意識を集中してリラックスさせ、軽く口を開けて息を吐き出します。
良く落ち着きを出すために「深呼吸」をしなさい。というのがあります。
それは「三位」の全ての意識を鎮めるためです。
鼻から息を吸って、口から吐き出します。
鼻から呼吸をすることによって、酸素が脳に行き渡るのを助けます。
ただ落ち着きに意識を合わせて、出来るだけ長く息を吸い込み、そして出来るだけ長く息を吐き出します。
そして身体が静寂化してゆくのに意識を集中してください。
まず深呼吸することで、身体中に酸素と生体エネルギーが送られ、脳みそに充分な酸素が行き渡り始め、身体が沈静化を始めます。
これをやり過ぎると過多になってしまうので、必要以上に精力的に続ける必要はありません。
★第四ポイントは顔、「額」です。
眉間に皺がよらないように額をリラックスさせます。
そして額の中心に意識の焦点を当てます。
それから頭の頭皮や筋肉がリラックスするのに意識を向けてください。
背骨、胸、顎、額、頭頂と意識を動かしていって、それぞれを連結させて行きます。
これが上手く出来るようになると、この全てに対して同時に意識を当てられるようになります。
呼吸を吸い込む時に、背骨を通じて、肺、喉、鼻、額、頭頂という順番で酸素が送られているのを感じるように意識してみると、連鎖的に全てが繋がって行くのが感じられるようになります。
エネルギーは基本的に意識の動きに従いますから、各部位に意識を当ててエネルギー送り込むことによってを循環をスムーズに、効果的に行えるようになります。
要は顕在意識で意図的に肉体と繋がるわけです。
次の段階では、身体の全体に意識を当てて、緊張している部位とかを感じるように心がけてみて下さい。
背筋から頭頂までの行程と同じように、血管を通じて身体の中に酸素が配給されているのを感知しながら行ってみてください。
次に、左の足先から左の膝、左の足の付け根という順番で意識を集中し、おヘソの少し下の部位へ意識を与えてエネルギーを導きます。
次に、同じように右足の指先からヘソの下に沿って意識を合わせながら追ってゆきます。
次に、足先から頭の天辺までを一通り感じてみましょう。
緊張を感じたら、力を抜いて、バランスの良い状態へと導きます。
瞑想は身体を沈静化させないと上手く行きません。
それと同じように思考の動きを沈静化させなければ上手く行きません。
頭で様々なことを考えながら雑念を払えないと集中出来ないからです。
良く雑念を頭の中から払うために努力をする話しを聞きますが、これも大きな勘違いです。
意識を「雑念を取り払う」ことに集中させるから、意識が様々な事柄を追いかけて逆に雑念で満ちてしまうからです。
身体の部位に意識を当てて、それを動かしながら全体を整えることに集中してゆくと、自然に雑念は消えて行きます。
ただ呼吸と身体に意識の焦点を当て続けるだけで心と身体はシンクロし始めるんです。
意識のグランディングの基礎は呼吸。
呼吸をしながら身体に意識の焦点を当てることによってグランディングは始まります。
続く(笑)
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こんにちは。いつも参考にさせていただいてます(^^)。ちょうど瞑想を始めたところなので、「何とタイムリーな!」と思いました(笑)。本などで「リラックスした格好で良い」とあったので、座椅子に寄りかかったりして思いっきりくつろいだ格好でやってましたが、それじゃダメなんですね~。今晩から背を伸ばしてみます。あと、雑念が浮かぶのは当たり前だと思っていたので、浮かんでもヒョイっと横におくように心がけてたんですが、なかなか難しく。。。これも身体に意識を向けるということなんですね~。ちなみに、瞑想やっている最中に、手や足がかゆくなったりしたら、かいてもいいんでしょうか?変な質問ですが、呼吸に意識集中してるのに、「あ、足がかゆい」と思うとそれに集中してしまうから、我慢せずにゴソゴソかいてからまた元の体勢に戻るようにしてるんですが。。。( ̄▽ ̄;)
返信削除私も石橋先生のことをこちらで知り、施術を受けてみたいと思ってます。重大な問題があるわけではないですが。。。予約が取れるといいなと思います。
★もぐ太郎 さん様
返信削除雑念を横に置ける人はそれでも良いと思いますよ。
手足が痒くなるのは人間掃除機状態ですね(笑)
そういうパターンが続く場合は、瞑想の前にオーラの浄化を行うと良いと思いますよ。
塩水を噴水するとか、お香を焚いて空間を浄化するとか。
痒いのは瞑想状態に入って身体が敏感に反応するんでしょう。
レスありがとうございます!
返信削除うう、人間掃除機ですか。。。( ̄▽ ̄;)確かに昔から人混みダメで、ひどいときは気分悪くなってパニック状態になります。。。
瞑想の前の浄化、やってみます!ちなみに、夕べは、背筋を伸ばしてあぐらかいて三角形を意識した姿勢取ったら、意外にも楽チンでちょっとビックリしました。「リラックスした格好」と「ダレっとした格好」は違うんだなあと変なとこで納得しました(笑)。
★もぐ太郎さん様
返信削除瞑想に上手く入れそうで良かったですね。
やはり背筋を伸ばすのはどんな意味でも大切だと思います。