カララウ渓谷を海から眺めた後に行ったのが、許可を持ったボートでしか上陸出来ない「ヌアロロ・カイ」という場所です。
↓ナパリコースト・オハナという英語のサイト
http://www.napali.org/sourcebook.html
1959年に行われたビショップ博物館による発掘調査の写真とかが掲載されているPDFブックがダウンロード出来ます。
ここはハワイアンが夏の間だけ海釣りの拠点として使っていた集落の後で、この場所の中には昔のヘイアウの跡も残っています。
こちらがビーチ際に停泊しているボート。
よく見ると本当に小さいボートですよね。
私たちが上陸した時には、前に来ていたツアーの皆さんが帰る所だったので、その跡はホボ貸し切り状態でした。
木陰に木製のベンチが幾つかあって、そこに荷物を降ろして一段落です。
一応は仮説のトイレもありました。
ここは本当に陸の孤島というか、陸からはアクセス不可能なので、海から渡って来るしか方法はありません。
昔のハワイアンの皆さんは、ワザワザこの場所に集落を造ったわけですから、余程の理由があったのだと思います。
広さ的には結構あるのですが、生活するのであれば、まぁ頑張っても100人前後くらいが妥当な人数だったと思います。
資料によると、調査隊がここに来た時には、約70人くらいの男女と子供が生活していたと記録されています。
昔のハワイアンは波が穏やかな夏の時期しかここに住んでいなかったのですが、その目的は魚釣り。
資料には「野菜の毒」を海底の石の下に敷いて、魚がその野菜を食べて麻痺した後に、網で掬い上げる、海に飛び込んで捕まえるなどという簡単な漁猟の方法だったと書かれています。
非常に頭の良い魚の捕まえ方ですね・・・。
こちらは帰って行く前のツアーの方々の後ろ姿。
本当に人がいないので、ただ自然の奏でる音がするだけ。
海から打ち寄せる波飛沫の音とか、風が椰子の木の葉をゆらす音とか。
日中の日差しは結構強かったので、こう言った日陰が無いと日射病は免れないでしょう。
こちらはツアーに含まれていたサンドイッチとチップスとクッキー、プラス缶ジュース。
食事や飲み物のことまで考えてなかったので、もう少し飲み物を持参して行けば良かったと思いました。
とにかく暑いので、配られたジュースを飲んでしまったら余計に喉が渇いて大変でした(笑)
皆でそれぞれ木陰に座ってランチを食べ、少しボォ〜っとしてたら、集合の合図が鳴り・・・。
すぐさま土地の中の遺跡を巡る短いハイキングが始まって、皆でソゾロ歩きで北の方角へ向かって歩いて行きました。
続く・・・
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