しかし何が理由で中断してしまったのですかね? 本人は全く覚えていない・・・(焦)
遅いランチをカパアの街で食べ、そしてキラウエア灯台に行き、時間が押して来たので、とにかく北上しようとノースへ向けてひたすらドライブです。
キラウエア地区の次がハナレイ地区で、さらにここを通り過ぎて更に北上しました。
個人的には通り過ぎてしまったハナレイ地区の探索をしたかったのですが、時間が無さ過ぎたので、これは次回のお楽しみです。
ここにガイドブックにも載っていない秘密のヘイアウがあるんです(笑)
ハナレイを超えてからケエまでの道すがらは、とても興味深い地区だと思います。
ワイアレアレ山の麓にあたるのですが、波動の変化が分かりやすかったです。
ある途中の一部はカナリ第三の眼の活性化に働きかけます。
途中下車もせずに目指したのはノースの末端で、車で行ける行き止まりのにあるケエ・ビーチ。
そしてここにあるのがフラを習っている人なら、一生に一度はこのヘイアウに来てフラを奉納したいと願う「ケ・アフ・ア・ラカ・ヘイアウ」または「カ・ウル・オ・ラカ・ヘイアウ」です。
二つも名前があるとややこしいですね・・・。
このケエ・ビーチ沿いの海岸線を歩いていって雑草の中というか、茂みの中を通り過ぎ、下手したら滑って転げ落ちそうな山道を登って行きます・・・。
とにかく下地がぬかるんでいたりすると滑るので危ないし、獣道というか、舗装もなにもされていない細い山道ですから大変です。
このヘイアウへの上り口の手前にも、この地域のアリイ(酋長)だったロヒアウの家の跡と「カ・ウル・オ・パオア」と呼ばれるヘイアウがあるのですが、ここは整備されていないので草木で一体どこにあるのか分からない状態でした・・・。
私がこのヘイアウに初めて行ったのは、もうかれこれ10年以上も前だと思います。
その時は、ちゃんと分かるくらい整備されていたのですが、一体どうしちゃったのでしょうね・・・。
このロヒアウとパオアは親友同士で、この土地でフラを教えていました。
フラを習っている人たちの場合は、クム(フラの先生)と一緒に来る場合が多く、そういった場合は、かなりの確立でヘイアウに入れない場合があるようです・・・。
私の知り合いの日本でフラを教えている先生も、手前まで行ったけどクムの判断でヘイアウまでは行かなかったそう・・・。
とにかく行きにくい場所というか、登り口が分かりにくわけですが、過去に何度も来たことがあるので、迷うことはありませんでした。
ここは色んな意味でフラに関係するヘイアウなわけです。
ケ・アフ・ア・ラカ・ヘイアウとは「ラカの祭壇の祭事場」という意味。
カ・ウル・オ・ラカ・ヘイアウの方は「ラカの印象の祭事場」という意味になります。
さらにヤヤこしいのが「ラカ」という名前で、こちらはフラの女神と、フラにも関係する男性神の名前でもあります。
「ラカ」は女性神と男性神の両方がいるということで、その両者ともにフラに関係しています。
とにかく全員でヘイアウの敷地に入って一段落・・・。
皆さん色々と感じる努力というか、周辺を見渡しながら、探っていました(笑)
そんな最中に皆さん何故かヘイアウの上にある小さな洞窟に目がいって離れなくなり・・。
皆さん同時な感じで洞窟に釘付けされてしまった部分が凄いと思いました。
何も知らないハズなのに、皆さんの感覚はこのヘイアウの秘密をスデに感知していたわけです(驚!)
そこでこのヘイアウに関する神話をお話することに・・・。
女神ラカは、モロカイ島に住んでいた母親のカポウラキナウに呼ばれ、カポからフラに関する儀式やらチャントやらを教えられ、それをハワイ諸島の島々に伝えて廻りました。
ラカの母親であるカポウラキナウはカウアイ島にも縁の深い魔法に関係する女神で、カポとペレは姉妹に当たります。
そしてこの場所は火山の女神ペレにも所以の深い場所です。
ペレが眠りに入って身体から抜け出ると、どこからか魅惑的なパフ(太鼓)の響きが聞こえて来たので、そのドラムの響きを追ってやって来たのがケエ・ビーチでした。
そこではフラの祭典が行われていて、その真っただ中に出現したペレの姿を見てお互いが一目惚れ・・・。
ペレとロヒアウは彼の家に閉じこもって親密な時間を過ごします。
しかしペレが横になったまま何日経っても眠りから覚めないのを心配して、妹のヒイアカの姉妹たちがペレを夢から覚ましてしまいました・・・。
ヒイアカというのはペレの姉妹の総称なのですが、それぞれ名前が微妙に違います。
そして一般的に「ヒイアカ」と言うのは、一番末の妹のヒイアカ・イカポリオペレのことを指します・・・。
ここいら辺が上手く分かってないと、ヒイアカは一人しかいないと勘違いしてしまうのです・・・。
そんな理由でロヒアウの目の前でペレの姿が突然のように消えてしまい、彼は失恋の痛手でボロボロに・・・。
夢から覚めたペレはお怒りで、誰かをカウアイ島に出向かせて、ロヒアウをハワイ島のプナ地区まで連れて来るように命令します。
この指令を引き受けたのがペレの一番下の妹にあたるヒイアカ・イカポリオペレでした。
ペレはヒイアカ・イカポリオペレがその道中の危険を乗り越えられるように、神々の魔法の力を授けます。
ヒイアカは神々を召喚して魔法が使えるようになってしまったわけです・・・(凄)
そして彼女は二人の女性の従者と一緒にカウアイ島を目指して数々の危険が待ち受けている冒険の旅に出るわけです・・・。
途中いろんな出来事を通り抜け、ヒイアカがケエまで辿り着いた頃には、何とロヒアウはあまりの心痛に自殺してました・・・・(苦)
ヒイアカの使命は、ロヒアウをペレの元へ連れて行くことなので、死なれていたのでは困ってしまいますね・・・。
ロヒアウを生きたままペレの元に連れて帰らずに「すいません、行ったらロヒアウさんは死んでいたんです・・・」という言い訳は、気性の激しいペレ姉さんには通用しないわけです・・・。
そこでヒイアカは魔法の力を使ってロヒアウを生き返らせることに挑戦することに・・・。
そして、その舞台になったのが「ケ・アフ・ア・ラカ」です。
ロヒアウはこのヘイアウの上にある洞窟の中に安置されていたのですが、ヒイアカはお連れのワヒネオマオと一緒に崖を上ってそこまで行き、ロヒアウを生き返らせることに挑戦・・・。
神々へ祈るオリ(詠唱)を唱えました・・・。
しかし世の中そんなに簡単に物事が進むわけもなく・・・。
あぁ、どうしよう・・・このままロヒアウが生き返らなかったら・・・(グッスン)
彼女は何度も失敗したわけです・・・。
しかし最終的に神々の力を借りてロヒアウを蘇生させることに成功し、ヒイアカは弱っている彼の身体を抱えて洞窟から降りてきました。
このケアフオカラというのは、こういう複雑なというか、多角的な意味の背景を持つヘイアウなわけです。
私はこのヘイアウに関しては個人的な疑問がありまして・・・。
「どうして人々はここでフラを奉納するというアイデアしか持たないのか・・・?」と常々思っていたのでございます・・・。
このヘイアウはフラの女神ラカと、フラの女神と言われるヒイアカイカポリオペレの二人に関係するので、 単純に考えると「ここでフラを奉納」というのが妥当なアイデアには違いありません・・・。
私の疑問はですね、どうしてヒイアカイカポリオペレはフラの女神としてしか認められていないのか? という部分です。
その理由は、彼女は旅の途中で魔法を使って色んなことを潜り抜け、自殺したロヒアウを生き返らせたんです。
旅の途中で色んな土地の偉大さや美しさを讃えてチャントを唱えたという功績よりも、死んだ人を生き返らせた方がインパクトが強いと思わないのでしょうか?
更にはペレのお怒りのために爆発噴火で再びロヒアウが死んでしまわないように、彼女はロヒアウを石に変えてしまうことまで出来ちゃった人なのに・・・。
この女性はある意味で、ハワイアン文化の中で、死んでしまったラザリスを生き返らせたイエス・キリスト的な位置にいてもおかしくないと思うのですけど・・・。
私的な視点では、ヒイアカイカポリオペレは、フラの女神というよりも・・・フラやオリなどを含めた芸術の女神であると同時に、
死人も生き返らせることが出来た「ヒーリングの女神」としか思えません。
フラを習っている皆さん、ビックリかも知れませんね(笑)
ヒイアカは実はヒーリングの女神だなんて・・・!!
一般的にヒイアカイカポリオペレは漠然とフラの女神としてしか説明されませんから、細かい背景を知らないと、フラの女神という単純な理解になってしまうのです・・・。
そういうヘイアウの背景を皆さんにお話しして、さてこれからクラスの本番です。
何とココで、ヒーリングの女神のヒイアカイカポリオペレを召喚して、皆さんにヒーリングの波動のダウンロードをしてもらいました!
皆さんこの崖の上あたりに対面しまして、それぞれヒイアカイカポリオペレさんに繋がっていただき、ダウンロードをお頼みしたワケです。
私はその風景を背後から観ていたのですが、凄かったです。
突然にガラガラと雷は鳴り出すし・・・
さらには雨も降り出して・・・
しかし同時に晴天でもありまして・・・。
続いて突風も来まして・・・。
更には虹まで出現しました・・・。
本当にビックリしたというか、驚きました・・・。
自然のエレメント(要素)の波動が一気に出現してダウンロードですからビックリしました。
ヒイアカが神々の魔法の力を授かる場面が目の前に浮かんで来ました・・・。
ヒイアカイカポリオペレは、太陽神カーネと大母神ハウメア(パパ) の間に生まれたデミゴッド(半神)です。
彼女を含めたヒイアカの姉妹というのは、太陽の光りに関係するデミゴッドだということも一般的にはあまり知られていません。
彼女達の父親は太陽の光りの神であるカーネで、ヒイアカという言葉は、光りによって持ち上がったように見える影のことを意味します。
簡単に書くとヒイアカとは「光りの反射によって浮かび上がる姿」という意味です。
雷は鳴ってしまうし、雨も降ってしまったので、サッサと降りないと危うい状態になるかも? と懸念し、もう夕暮れ近くだったという理由からヘイアウを離れました。
もう少しユックリ長く滞在することが出来たら、もっと楽しかったと思います。
こちらはヘイアウへと登って行く場所の前に広がるビーチ。
このビーチの先が秘境と呼ばれるナパリ・コーストです。
そして私たちは翌日の早朝からナパリ・コーストを命がけで海から挑戦しました(笑)
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