鞭と杖は古代の羊飼いの使っていた道具で、彼らの羊の群れを門に入れるために使われました。
「鞭と杖は、神の「群れ」が人生という旅の中において、彼が私たちを招き入れるための、沢山の道具、もしくは楽器である」という意味を象徴しています。
そしてこの楽器の最も重要なのは、私たちの道のりの中で、私たちに使え、守ってくれる彼の沢山のアシスタント達、もしくは使いなどの、彼が導き手として送るものです。
-Jim Gordon
これはジム・ゴードンさんという牧師さんを中心としたインナーライト・ミニストリーという団体から出版されている本の中の一つです。
ジムさんは幼少の頃から、この現実世界と、あちらの世界の間を行ったり来たりして生活して来た方で、現在は牧師さんとして全米各地で教えを広げています。
本の内容は以下の通り。
1:人間の旅路
2:天使の王国
3:霊的なガイド
4:アセンデッド・マスターズ
5:霊的な教師達
6:ILMによるイニシエーション
この本の内容は、前にも紹介したギリシャの聖人であったダスカロスに関する一連の著作に非常に通じているものがあります。
ダスカロスの書籍の難しい部分は、本自体がドキュメンタリーとして書かれているので、ダスカロスの教え自体は、その話しの中に取り込まれてしまっている部分です。
ダスカロスの場合、彼の教えが本の中の随所に出て来るんですが、何分にも分類されて解説されているわけではないので、ランダム的な現れ方をしています。
ダスカロスの逸話に入りきって読んでしまうと、教えが脳みその本箱に整理整頓されずに記憶される場合も多々あるわけです。
この「スタッフ・オブ・ザ・シェフェード:羊飼いの杖」の良い部分は、教えが段階的に分かりやすく解説されている所です。
ダスカロスはクリスチャニティーを通じて、神たる自身に目覚めることを目的としているとも言葉で明確に言っていますが、この本の著者のジムさんも同じです。
神道と仏教に馴染みの深い日本人的な思想だと、少し違和感を感じるかも知れません。
日本的な思想だと、八百万の神を始めとして、ハワイアンやネイティブ・アメリカンなどの他のアミニズムのように、先祖のスピリットを含め、様々な神様や、土地神様、動物の守護神などが存在しますね。
これがクリスチャニティーだと、人間→先祖→天使→神という非常に直線的な図式になるわけです。
アミニズム的な世界観とクリスチャニティー的な世界観の違いは、アミニズムの方が「霊的な世界を捉えている幅が広い」ということかも知れません。
ダスカロスは同じくクリスチャンですが、彼は「エレメンタル:想念」の世界を理解することの重要性を貫いていますから、この部分は神道、仏教的な思想と重なります。
仏教的思想であれ、神道的、クリスチャン的な思想であれ、目指す所は同じです。
クリスチャン的な「神」の捉え方に引っかって混乱しなければ、「意識の進化の過程」や「霊的な世界」を理解するには非常に良い本だと思います。
精神世界の本も多々あり、私もそれなりに読んではいますけど、この本ほど相対的に分かりやすく意識の進化の過程と、人間と目に見えない世界の関係性を解説している本に出会った試しはありません。
何ぶんにも本屋さんで売ってないし、日本語の本も出ていないので、エッセンスを出来るだけブログの中で紹介する努力をしてみますね(笑)
英語が読めて興味のある肩はオンラインで購入されるのを勧めます。
ウェブ:インナーライト・ミニストリーズ
http://www.ilm.org/index.html
本のページは非常に探しにくいのでコチラから(笑)
http://dpdd.com/ilm2/estore/index.php?main_page=index&cPath=65
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