2014/09/06

脳卒中を巡る病院ドラマ③夜の病棟

アロハ


関連記事
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脳卒中疑惑の第3弾です。

脳卒中疑惑の記事で多くの方から励ましのメールを頂きました☆


感謝・感謝☆


いきなり「脳卒中ではないか?」と診断されてバタバタと自動的に進んでいった緊急入院体験は、とても様々なことを多角的に考えさせてくれました。

とにかく想像もしてなかった成り行きだったと同時に、意識が普通の状態ではなかったので瞬く間に進んでいった感じです。

普通の意識状態だったらもっと感情的に反応していたのではないかと思います。

CTスキャンが済んで、とりあえず脳内に脳卒中の形跡は見られないことが解り一安心しました。

次のMRIによる精密な結果がでないと何とも言えなかったのですが、この頃にはグッタリしていて、脳卒中の危険性など考える隙間も消えてしまいました。

頭痛はするし、とても疲れている状態、それに加えて意識が変な場所にあるのは変わらない。

そんな風だったので緊迫感も薄れてきて、結果はどうであれ、とにかく速く物事が終わって欲しい感じでした。

自分の中では脳卒中の可能性は随分と低くなり、その変わりに別の疑問が上がってました。

脳卒中に関係してないのであれば、じゃぁこの症状はいったい何なんですか? 

サイキック的に引っぱっているだけ?

それにしては辛すぎるし、時間的に長過ぎませんか?

今までの経験では、ここまで長く引っぱることは起きてません。

脳卒中が起き、イキナリぽっくり逝ってしまうのは起きないだろうと思いました。

しかし、一向に症状は消えないのです。

意識も普通の状態に戻る気配はありませんでした。

MRIの検査が行われたのは夜の11時頃。

病室に移って約6時間も待たされたのですが、これは別の意味で辛かったです。

途中で元彼は帰り、寝ようと思っても寝れない。

そして病棟の中から異様な叫び声とか、患者が看護師に対して怒り狂って罵倒する声も聞こえてきたりする・・・。

場合に寄っては別の部屋から巨大なサイレン音が聞こえてきたりするのです。

神経科学の病棟って、実は気違い系なんですか? と思いました。

そこで活躍したのが元カレが持ってきてくれたデルタ空港のファーストクラス用のトラベルキット。

バスルーム用の洗面用具、ローション、耳栓、靴下、靴べら、靴磨き、目隠しも入っているお役立ちパックです。

しかもパッケージはTUMI製。

その中から耳栓を取り出して防音しました。

それでも遠くから患者の叫びが聞こえました。

正常な感覚だったら相当イライラしたと思いますが、あまり感情的に反応しない状態だったので結構平気でした。

とにかく普通に苛々するであろう事柄に感情がホボ反応しないのです。

やることないし、テレビを見ようとも思えない・・・。

普通だったらテレビでも観て・・・と思うのでしょうが、全く興味もありませんでした。

じゃあベッドで寝る努力をしてみましょう・・・。

しかし横になっていると頭痛が大きくなる感じがするし、横になり過ぎていると異常に腰が痛くなって辛くなる・・・。

そこでベッドから起きて真っ白な毛布を重ね、身体をくるんで病棟の中を歩いてみました。

最初は上手く歩けるか心配だったのですが、平衡感覚はズレていても、何とか歩ける感じだったので、とりあえず長めに歩いてみました。

部屋を出て看護師のステーションの前を通り、セクションのドアまで行ってUターン。

ここで解ったのは、最初よりも後半の方が平衡感覚がズレてしまい、途中で頭痛が大きくなることでした。

途中でグラつきが増し、頭が痛くなるのです。

しかし気分が悪くなるわけではなく、ただグラついて頭痛が増すだけ。

このエクササイズを何回か繰り返しましたが、感覚の不安定さと頭痛は変わりませんでした。

フロアの中をフラフラと徘徊していたわけですが、その中で興味深かったのは看護師の様子です。

私がフラフラして歩いていても、あまり気にしてない様子。

中にはデスクに頭を落として寝ている人もいました。

やはり夜勤というのは辛いのでしょう・・・。

看護師も交代制ですから、色んな方が部屋に来ました。

それぞれ関わり方が違うので、それも興味深かったです。

フロア徘徊にも慣れてきて、看護師達は私の行動など全く気にしなくなったのも興味深かったです。

本当はフロアから出てはいけなかったのですが、セクションのドアを出てエレベーター前の回廊まで行ってみました。

それでも誰も追いかけて来ないし、廊下で別の看護師とすれ違っても部屋に戻れとも言われない・・・。

正直なところ、そのままエレベーターに乗って一階まで行き、少し外の空気を吸いたかったのですが、そこまで行く勇気はありませんでした。

途中でグラグラ状態になり、崩れてしまったらどうしよう?

そこまで危険を犯す覚悟はなかったので、窓から外の風景を少し眺めて引き返しました。

そんな感じで数時間が経ち、10時過ぎになると異様に空腹を感じ始めました。

すでにカフェテリアは閉店で、食事を頼むことはできなかったのですが、病棟にも軽食が備わっているということで、プリンとゼリー、冷凍のチキンとライスのディナーを手配できることがわかりました。

しかし検査前に食べるのは気分が悪くなるかもしれないかもと言われ、検査が終わるまでお預けに・・・。

10時30分頃にMRIへ移動するために看護師が迎えに来ました。 

MRIは強力な磁力で共振を起こして映像化するので、身体に金属が入っていると問題になるそうです。

下手すると金属が磁力で引き寄せられて機械に衝突すると言われました。 

ということは場合によっては金属が皮膚をブっち切ってしまうということですね・・・?

テスト前に部屋で用紙が渡され、身体にどんな金属が挿入されているのか項目を読んでチェックさせられます。

ボディーピアスが一つあったので、それを外し、差し歯に使われている金属は大丈夫なのか聴いたら、それは問題ないと言われました。

この時はCTスキャンよりもリラックスしていましたが、平衡感覚が前よりも酷くアンバランスになっていたので、移動が恐ろしかったです。

ベッドに横になったまま廊下を進み、エレベーターの前で一時停止。

この時は空恐ろしかったです。

足下がガラス窓だったのですが、ベッドの滑車が動くと感覚が追いつかないのです。

そのまま滑って窓ガラスに当たって、ビルの中から落ちてしまうように感じてしまい、とても怖い思いをしました。

停まると、そのまま滑って動いてる感じがするのです。

エレベーターの中も微妙で、階下に降りている感覚が異様に襲ってきました。

身体のバランス感覚というのは三半規管が関係しているのですが、それだけではなく、身体全体のインプットを使っているとしか思えません。

MRI室の中で最も興味深かったのは、作業員の中の一人の男性が部屋に入ってきた時に、突然に躁状態になったこと。

それまで心持ち神妙だったのですが、一気に可笑しい感じがやってきたのです。

完全に躁状態な気分になってしまいました。

そんな状態で上半身が動かないように固められた時は、まるでミイラにされているようで可笑しく笑ってしまいました。

MRIの検査が行われたのは首から上だけで、実際の所要時間は約20分くらい。

とにかく喋るな、身体を動かすなと指示されます。

そして色んな種類の音がするので驚かないように伝達されました。

ベッドの上で半ミイラ状態に固められ、そのまま頭から機械の中に突っ込まれるのですが、閉所恐怖症の人は絶えられないかも知れません。

閉所恐怖症の毛があるなら、精神安定剤を使ってもよいと言われましたが、すでに意味不明のハイ状態だったのでお断りしました。

そして機械の中に頭が入ったわけですが、普通の状態だったらカナリ怖かっただろうと思います。

それに口も顔も手も何も動かしてはいけないプレッシャーが加わるので、精神的に忍耐力を試されます。

機械が動き始めると、ガシャン・ガシャンと巨大な音が連続して響いてきます。

そして、ピッ・ピッ・ピッ・ヴーン・ヴーンと色んな音域が連続します。

幸いなことに、意識が離脱している上に、不思議な躁状態。

最初はわけが解らないので「なんじゃらホイ?」な感じ。

お陰で前半戦は何となく乗り越えました。

しかし少しずつ意識が普通に戻るような感じになり、途中で少し怖くなりました。 

10分くらいで意識がグラつき始め、最後までジっと動かずにいる自信が薄れてくる・・・。

そこでかなり我慢したというか、可能な限り意識を別の所に起き続けたというのが実情です。

眼を開けているのは怖い感じがしたので、最初から最後まで閉じていました。 

20分もジっと動かずに固まっているのは普通だったらカナリ辛いと思います。

場合によってはもっと時間がかかるわけですから、そうなると、よほど精神的に訓練されてなければ過酷な体験になるでしょう。

 MRIが終わった頃には疲れていたので、検査結果のことなど頭にありませんでした。

部屋に戻る時の移動は疲れのためか感覚無し・・・。

とりあえず山場は越え、寝てもいいよと言われました。

しかし、絶対に夜中に起こしにくるのは知っていたので、次の回診は何時なの? と聴いたら、夜中の2時だと言います。

じゃぁきっと寝れませんね・・・。

実際に寝れませんでした。

まず第一に、身体は寝たいのだけれど、意識が寝てくれない。

横になって意識が落ちるのを待っていても、落ちる気配も感じないのです。

頭の中で何かを考えるのは無理難題で、考える気力も薄い状態にも関わらず意識は起きたままでした。

そこでベッドから起き、椅子に座ったり、廊下を徘徊したりして過ごし、2時の回診が済んで再び寝ることに挑戦しましたが、それでも意識のスイッチが切れません。

結局ホボ起きたまま。

部屋の中でベッドに横になったり、椅子に座ったり、毛布にくるまって廊下を徘徊して過ごしました。

この晩の中で最も意外だったのは、部屋に備わっているタイル張りの冷たい感じのバスルームの中。

なぜかそこで突然に5歳の時の赤痢誤診事件のことを思い出しました。

これは驚きました。

総合病院の中で赤痢患者と一緒に隔離される前に、街医者の手術室の中に隔離された時のことです。

全てが冷たいステンレス製の手術室で、手術部屋用の巨大な円形のランプが手術台の上にありました。

部屋には格子窓があったのですが、中は不気味な感じで薄暗いのです。

記憶の中の子供の私は、壁についているステンレス製のシンクの下に隠れてうずくまり、遠くの窓にみえる外の明るさをジっと眺めていました。

この手術室が不気味な冷たさなのです。

きっと覚えてないだけで、別の何かを怖がっていたのだと思います。

手術室ですから、そこで切った貼ったが行われていたのは容易に想像できるし、そこで息を引き取った人もいたでしょう・・・。

多分そんな部分を感覚的に怖がっていたのだと思います。 

これを思い出す時は、異様な怖さと同時に、悲しいを通り越し、凄く切なくなるのです。

しかし意識が感情と上手く接続されていない状態だったので、感情は少しだけしか上がってきませんでした。

考えたというよりは、過去の事実を思い出した感じで、その時の感情は霧の中な感じでした。

そんなことを窓も無い冷たいバスルームで思い出したのです。

そこでフト思ったことがありました。

この中に隠れて眠ってしまいたい・・・。

ドアを閉めてしまったら、きっと誰にも見つからない。

すぐさま大人の私が戻ってきて、そんなことをしても然したる意味はないのだと悟ってしまい、バスルームの中に隠れて寝てしまうのは止めました。

部屋の中が少しずつ明るくなり、それが神経に障る感じがしたのでブラインドを全て降ろして薄暗くし、それまでと同じように、ベッドに横になったり、椅子に座ったり、毛布にくるまって廊下を徘徊したりして時間を潰しました。

結局のところ、ホボ寝ることなく朝になり、6時30分にカフェが開くので朝食を頼みました。

この頃になると病棟自体が騒がしくなり、それまで静かに寝ていたと思われる患者たちが起き始めました。

すぐさま昨晩と同じように悲鳴やら叫び声が聞こえ始め、沈黙の時間はアっと言う間に消え去りました。

これも不思議なもので、一気に騒がしくなったのは興味深かったです。

もう少し続きます☆

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