最初のプランは2号君の希望でワイケレのアウトレットに行く話しがあったのだけれども、あまりに時間がかかり過ぎるので、カイルアのラニカイ・ ビーチに行くか?っつ〜事になった。ちょうどアララ岬の写真が必要だったので、それで良い事にして、とりあえずは乗り換え地点のアラモアナまで出発する。
とは言うものの、睡魔はスゴイものだったらしく、間一髪でバスを待たずにバスが来たまでは良かったものの、寝ぼけていた2号君はバスパスを忘れて 乗りそこね、一時間も待つのは嫌だったので、路線を変えて、別のバス停に向かって歩いてゆくまでに何度も眠りこけるわ、バスの中でも寝てるわで、よっぽど 強い薬だったんでしょうねぇ・・・。
お薬の名手であるルーミー2号君は興味本位で何でも挑戦してしまえる人なので、お薬体験を書かせたら、きっと一冊以上のお目メが…になって笑える本が出来てしまうかもしれないくらいにイケイケになれる人なんですねぇ(笑)
ちなみに薬には種類があって、睡魔が襲う手のものは「ダウナー」と呼び、ハイになるものは「アッパー」と呼ぶんですねぇ。
アラモアナでとりあえず腹ごしらえ。フードコートに着いたは良いものの、そこでもフラフラな2号君はパニニのサンドイッチを。わたひは浪速屋の冷 麺を・・・。しかし冷麺が出て来るのが遅かった・・・。20分くらい待たされた。しかも出て来たのは頼んでもいないのにスゴイ大盛りだった・・・。
ようやく出て来た冷麺を持って2号君を探しに行ったが見つからない。どっかで寝てるか?と思って電話しても出ない。寝てるに違いないと思って一人で大盛りの冷麺をズルズル食べてたら、携帯が鳴って、気が着いたら2号君は振り返った後ろで食べてたらしい。
近くにいたのに見つけられなかった私達はよぽどズレていたのだと思う。
さて、ランチを済ませてバス停に行ってバスを待っている間に次のアイデアがやって来た。ラニカイに行くにはさらにバスを乗り換えなければならない が、アロハスタジアムのスワップミートなら一直線で行けるはずだと・・・。(実はもう何年もここに住んでいるのに一回も行った事がないのであった・・・。 行った事もない場所の写真はどうしても手に入れなければならない・・・)
そして目の前に止まった空港行きのバスに乗り込んだのは良かったものの・・・。
私の方に突然に尿意が・・・。しかしせっかくバスに乗ったのだから、途中で降りてしまってはさらに時間がかかってしまうし、隣の席で2号君はバク睡している。バスは予想を裏腹にダウンタウンの裏側を通って、ドールキャナリーの横を通って変な場所を走って行く・・・。
「もしかしたら行き先を間違えて乗ったかも?」と思った時にはすでに遅し・・・。バスはアリゾナメモリアルに行くどころか、空港の中に突き進んで行く。
用事もないのに空港で降りようもんなら、最悪である。とりあえずそのまま空港を通り過ぎて、アリゾナの方向へバスが戻っては知り始めると、2号君の隣にいた白人の変な親爺が2号君に「身分証明書は持っているのか?」と聞いていた。
『どうしてバスに乗ってるのに身分証明書がいるのか?』とお腹を気にしながらも不思議に思っていると、その親爺は2号君に「ワイキキに行くのか?」と聞いている。
『空港側にいるのにどうしてワイキキなんて、逆方向じゃぁないのか?』と思っていると、2号君はその親爺の変な質問に対して変な回答をしている。
2号君はこともあろうに「ノースショアに行くんだ」なんて馬鹿な事をにこやかな顔で平気に答えていた。
空港側にいるのに、どうしてノースショアなんてアイデアが出て来るのか? そんな事を不思議に思っていると、バスは空港の裏を通ってさらに見知らぬ場所へ突き進んで行く。
そして目にしたものは何と・・・・。
ヒッカム空軍ベースという基地の入り口だった。
しかもバスはそのまま基地の中に突き進んで行く。ゲートを抜けて少し行くとバスが止まって、ドアから二人の軍人さんのいかついお姉さんがやって来て、身分証明書を見せろと言う・・・。どうりで身分証明書があるのかって聞かれたわけだわ・・・。
軍人さんから「何処に行くのか?」って聞かれた2号君は、馬鹿な振りして「旅行者なんですけど・・・」と言うと、「じゃぁバスから降りて向こうの バス停で待ってなさい」と言われてそそくさとバスを降りてゲートまで歩いて行って、その近くのバス停でバスが戻って来るのを待つはめに・・・。すると突然 にシアトルから友人の結婚式に来ていた2号君の友人から電話が入る。どうやら彼等は「生け贄の丘」にいるらしい。しかも迎えに来てくれそうな気配はない。 バカやろうだぁ・・・。
とにかく私はトイレに行きたかったし、2号君も同じだった。しかし監視カメラが張り巡らされた空軍基地の敷地内で立ちションなんて出来るわけがない・・・。困った・・・。
基地のフェンスの脇を歩いていると2号君が突然に再び馬鹿な事を唐突に言い出した。
「ゲートの前って良く薬が落ちてるんだよね」これを聞いた私は目が…になった。「持ち込みがばれると困るから、ゲートの前で捨てるんだよ」であ る・・・。そっ・・そうなのか・・・? と不可解にも感心していると、フェンスのすぐ近くに小さなビニール袋が落ちている。そしてしかも中身が白 い・・・。という事は中にまだ薬が残っているのか??? いやそんな訳はないだろう、だって最近は雨が多かったし、今朝だって雨が降ってたから、そんなは ずはない・・・。しかし気になって仕方が無い2号君。おもしろ半分に周辺を見て回ったが、他にはビニール袋は落ちてなかった。結局フェンスの近くにあった 棒切れをフェンスの下から伸ばして入れて、ビニール袋を抑えて引っ掻き出した。
その結果は・・・ただの空っぽの袋だった。しかも片面が白い袋なのであった。
監視カメラの前でそんな変な行動をしていたのだから、きっとMPさんに連れて行かれるのではないのだろうか・・・。と思っていたらバスが基地の中 から戻って来たので、バスに飛び乗ったは良かったものの、結局バスはアリゾナメモリアル行きではなくって空港行きだったので、再び空港に戻るはめ に・・・。結局は尿意に負けて他島行きのターミナルで降りて、ソソくさと用を済ませて再びバスを待つ。
しかし待ちに待った挙げ句に来たバスは満員で、止まりもしなかった・・・。バス停にいた空港で働いているらしき叔母さんが日本語でロコな伯母さん に向かって「もう来ないだろうから、下まで行った方が早いわね」と話しているのを耳にしたので、日本語ですぐさま「もう来ないんですか?」と尋ねると「週 末はね、スゴクいい加減なのよ。日曜日なんか最悪なのよ」である。
結局その叔母さん達と一緒に歩いて空港を出て、高速の下を走る別のバス停まで歩く事に・・・。
運が良かった事に、待つ事なく次のバスがやって来て飛び乗って一安心。これでワイキキまでは帰れる・・・。
しかし・・・そのバスは再び空港へ向かって走って行く・・・。
たった今歩いて来たばかりの空港に戻るのである・・・。
何の因果かカルマの仕業か・・・。
そんな事は考える気にもならなかった。
結局そのままバスに乗って、再び空港を一周してから海際を走ってダウンタウンの方へ行って、そのまま家に帰るのもシャクに触ったので、ヒロハッチ で降りて無料のジュースを試飲して、無料の試食を当てにしていたにも関わらず、昔あった試食は一切身渡らなかった。
(本当はヒロハッティ)
結局2号君はグ アヴァ味のカウアイ・クッキーを買って、私はタロ芋パンの粉を買った。
カウアイクッキーはお勧めである。
とても美味しい。
これは止み付きになる。
グルメな ホノルル・クッキーよりも全然美味しい。
後で解った事だが、ヒトハッチよりはワイキキのABCの方が一ドル安い。
ABC通の2号君曰く、ABCの総てが高 いわけではないそうである。
ミネラル・ウォーターは確かに普通のスーパーで買うよりも安い。
結局ヒロハッチから無料のトロリーに乗り換えて観光客の振りしてワイキキへ。
本当はアロハタワーに止まるはずだったのに、止まらなかった運転手は ロコの日本人の伯母さんに文句を言われて、途中で引き返して彼女の知り合いらしき日本人の観光客をアロハタワーまで送り届けて、ワイキキへ向かう。
ハワ イ・プリンスの前で渋滞に巻き込まれるのを懸念した運ちゃんは裏道攻撃してイリカイ・ホテルの裏をくぐり抜けてヒルトンの裏のラグーンの横のガタガタ道を 走ってワイキキに突入した。エライ運転手である。
ワイキキのミラマーの前で降りたら、今まで見た事ない紫色のハイビスカスを見つけた。ビックリである。非常に珍しい。
ABCで最近ハマっている「ビッグソーサー」を買って食べた。
大きなチョコレートチップのクッキーに挟まれたアイスクリームである。
クッキーが湿っていて食べやすい。
(私はパサパサ系の食べ物が好きではない)
疲れてしまったので、何処かで休憩する事にしたかったので、2号君のアイデアでマリオットのロビーのカウチにお世話になった。
さすがに元ワイキキ の覇者である。
細かい事を良く覚えている所はスゴイ。
2号君はマリオットの少しだけ豪華でリラックス出来るカウチに横になって、時差ぼけの観光客の振りし て再び麦睡していた。(良く寝るやっちゃねん)
ようやく家に辿り着いたら、2号君のお友達からお誘いの電話で、2号君は夜のワイキキにパーティーしに出かけて行った。
さて今日の一日は何だったのか?
一度ノリを逃すと総ては空回りするのはいつもの事だから気にはしなくなっているので、肯定的に考える。
楽しくなかったか?と思えばそうではなかったので、予想を裏切ってかなり楽しい一日ではあった。
とどのつまり「何が起きても物事に執着せずに、適当にやり過ごせれば楽しいものである」という事かもしれない・・・。
という事で2号君が夜のワイキキでお友達と一緒にパカロロ君でパーティーしている間に、私は疲れたので、サッサと楽しく寝る事にする。
コメント
- 勾玉 2006年04月24日 06:37
- ベーキングソーダは 胃がもたれたときに良いはず・・だったよねぇ??
何が起きても物事に執着せずに、適当にやり過ごせれば楽しいものである」という事かもしれない・・・。
まぁ 確かに・・
- モンクシール星人 2006年04月24日 07:03
- ベーキングソーダってお鍋とかシンクを掃除するもんだって思ってたんだけど、食用出来たのよねぇ。
- 勾玉 2006年04月24日 08:23
- そうよぉ 食用にできるのよぉ
掃除もできるけどぉ・・・ ケーキも作れるわよぉ
なにかと便利なもんよねぇ
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