2011/10/10

カウアイ島・ワイメア渓谷②



こちらは前の展望台から少しドライブすると出て来る別の展望台です。


この展望台からはワイメア渓谷をもっと別の角度、ちょうど渓谷から海側まで縦気味に観れる展望台と、その少し右側からニイハウ島を眺められる展望台の二つがあります。




こちらはユーカリの葉に似ていますが、コアの樹だと思うのですが・・・。




前の展望台に比べると、こちらの方が人が少なかったです。


観光客の皆さんは、きっと似たような風景だろうと思って通り過ぎてしまうのかも知れませんね・・・。




上から渓谷を見下ろす限りでは、平地からもある程度はハイキングで歩いてゆけるように見えました。


観光となると、渓谷の中を歩きながらキャンプして・・・という風には行きませんから、渓谷の中ツアーなどというのは存在しないのかも知れませんね。






帰り道では地元の叔父さんが手作りのお土産を販売していました。


コマーシャルなお土産品の多いビーチ沿いのお店などに比べると、とても素朴ですね。


魔法使いのエステシャンは、叔父さん手作りの、椰子の葉を編んで造った「金魚」(たぶんエンジェルフィッシュなのではないかと思いますが・・・」を買っていました・・・。




こちらがニイハウ島を眺められる展望台。


向こうの海の上にニイハウ島が浮かんでいたのですが、露出が合ってないので見えませんね・・・残念です。


このニイハウ島は人々から「禁断の島」と呼ばれることもあり、個人所有の島で、1864年にエリザベス・シンクレアという女性がハワイ王朝のカメハメハ五世より買い受けました。


その当時の10,000ドル分の金の値で買い取ったのだそうです。


その後に彼女の子孫が代々受け継いで今に至り、現在はロビンソン兄弟のものとなっています。


1915年にシンクレアの孫になるアーベリーロビンソンが一切の観光客の出入りを禁止し、それ以来、特別な許可が下りない限り、この島に入ることが出来なくなります。


その後の1987年に限られた形でのツアーが催行され始めていますが、島のビーチの一部に上陸するだけで、観光客が島の住人と交流したりすることは許されていません。


ハワイ大学の名誉教授のアンティー・ルビライト女史と一緒に働いている時に、彼女がニイハウ島に行った時のことを少し話してくれたことがあります。


彼女はカメハメハ大王の子孫であり、またハワイアンのカフナの血筋で、ハワイ語の教授であり、インドパシフィックの言語学者、人類学者でもあるのですが、その彼女曰く、「ニイハウ島の人たちの言葉はハワイ語ではなかったわ」と言っていました。


ハワイ語の地方弁みたいなものなんですかね?


北九州にも北九州弁というのがあり、博多にも博多弁という話し言葉がありますが、基本的には標準語が主な主軸になっていますから、全く互換性が無いわけではありません。


しかし熊本の山に行った時に、地元のお爺さんと話をしたら、何を言っているのか皆目検討もつかない言葉でした・・・。


同じ日本語だとは思えませんでした(笑)




随分と前にかなりの冊数のハワイのスーパーナチュラルな出来事に関する本を読んだのですが、その中にもニイハウ島での出来事がありました。


ツーリストが滞在することが出来るビーチで過ごしていたら、馬に乗った昔の人の亡霊が現れたという幽霊目撃談です。


ニイハウ島は今でも昔の人々のスピリットが共同生活をしているのかも知れません。




わたしにとっては非常に魅惑的に感じられる禁断の島ニイハウ島ですが、露出を変えたヴァージョンでも良く分かりませんでした・・・(苦)


この時はほんのチョッピリくらい雲が出ていましたけど、肉眼ではニイハウ島は奇麗に見えました。



今から思えば、この周辺は十数年前とホボ変わっていません。

というかカウアイ島の場合は、その他の場所も然程は変わっていなかったと思います。
ステートパーク内に関しては、まず開発はまず許されないでしょうから変わりようが無いのですが、とにかく変わっていないというだけで安心感を受けました。

何年先に再び訪れても、まだ昔のままの風景であるというのは、開発とか変化の激しい近代においては、とても素晴らしいことだと思います。

普通に都会で生活していると、周囲の環境がもの凄い速さで変化しているので、フト気づいたら街の中が知らない間に変わっていることも多々あります。

ワイキキも15年前に比べたら随分と変化しました。

そんな速い流れの中では、こういった大自然の姿が現している「永遠性」というのを忘れがちになってしまいます。

人間の手が入らなければ、これから何千年も、また何万年、何億年と自然の姿のままで少しずつ変化してゆくわけです。
それだけの時の流れの中を生き残って来た風景が目の前にあるわけですから、それを考えただけでも震撼してしまいますね。

このワイメア渓谷の中には、発見されていない遺跡もあるでしょうし、また発見されたにも関わらず復興されなかったものも存在しているでしょう。

またカウアイ島はスピリットの力の強い島ですから、この自然の中にも力強い精霊の方々が今でも棲んでいるのだと思います。


そして、この展望台から次に目指すのは、博物館のあるコケエ・ロッジと呼ばれるパークです。



0 件のコメント:

コメントを投稿