2011/10/25

KAUAI島・ベルストーン

さて次の目的地というか、何と言うか・・・。

数日前にこの上流にあるクリスタルの寺院に行った帰りに、ベルストーンなるものを探したのですが、これが見つからなかったわけです・・・。

ガイドブックに書いてある情報を頼りに探したのですが、見つからない・・・。

ガイドブックに紹介されていると「そこに行かねばならない」的な意識が育ってしまうものかも知れません・・・。

書いてる場所に行かずに終ってしまうと、何かやり残して帰って来た感じがするのかも知れませんね・・・。

私は常々、一気に何カ所も早足で廻るよりも、欲張らずに絞り込んで、時間をかけて巡ることを勧めています。

しかし、日本からの観光だと、そんなに頻繁に来るのは想像しにくいというか「次はいつ来れるか分からないから・・・」という考えが湧いてしまうし、来た時に出来るだけ・・・という意識が働くのは普通なのではないかと思います。

と言うわけでベルストーン探しに再挑戦することに・・・。

再びポリアフ・ヘイアウのある場所に行き、駐車場に車を停め・・・ベルストーン探しの始まりです。

しばらくすると「これじゃないですかね?」と声が聞こえて来て、その場所に行ってもピンと来ないんです。

ガイドブックでの説明の仕方が曖昧というか、精密さに欠けるというか・・・。

iPadをネットに繋いで検索してみましたが’、ガイドブックの情報と同じようにしか書かれていません・・・。

皆さん同じ情報を使い回ししているわけですね。

しかし、これで引き下がってはなるものかと、色々と検索し、ネット上に掲載されている写真を何枚も見て研究し・・・。

その結果に、同じような風景が見える場所となると、ポリアフヘイアウの駐車場から更にワイルア湾の方へ向かった高台のどこかにあるであろうと踏みました。

そして駐車場の側でベルストーン探しに挑戦している皆さんを後にして、テクテクと海側に歩いて行きました。


これがまた遠いのなんのって、歩ける道にはなっているのですが、途中で道路工事用の巨石やらがゴロゴロしている場所に行き当たり、そこを超えてさらに海側へ続く、細い道を降りて行き・・・。

結局は歩いて行ける場所の最先端まで行ったら、そこには石のベンチがありまして、そこから海側の風景を眺めることが出来ました。

この風景は美しかったです。

ちょうど東と西の両方の風景が広がっているので、それだけでも見がいはあると思います。


この近辺に絶対あるハズだと思って色々と探しましたけど分かりにくい・・・。

人の手が入ってないので、周辺は雑木林と化していて、ベルストーンどころではないわけです。

そして周辺の石を叩いて廻った結果に、叩くとベルのような響きを鳴らす石を発見・・・。

ワイメア渓谷の奥のコケエ博物館の中に、これと同じベルストーンの展示があったので、実際に叩いてみたら、本当にベルのような金属的な響きでした。

これと同じようなベルストーンがオアフ島のノースショアにもあります。


このワイルアのベルストーンというのは、王族の子孫が誕生した際に、この石を叩いて周辺の人々に新生児の誕生を伝えたと解説されています。

ボートツアーのお兄さんの説明によると、このベルストーンというのは、高台の周辺の色んな場所に設置されているので、最初のベルが叩かれたら、それを聞いた次の場所のベルを誰かが叩き、周辺一帯に聴こえるようになっていたと言っていました。

また王族の子孫の誕生だけではなく、何かの危険が迫って来た時にも知らせる合図として使われていたという話です。

 このベルストーンがカウアイ島の「癒しのパワースポット」かと聞かれたら・・・かなり疑問符。

ハワイアンの歴史的な背景というか、社会形態とかを理解する中で面白い項目の一つではあるとは思いますが、この石を叩いて何かが癒されるのか? と聞かれたら・・・。

ワザワザこんな場所までやって来て、よく分からない場所をようやくの思いをして探し出し・・・。

あぁ、やっと探し出せて、石を叩けた・・・的な満足感は得られるでしょう・・・。

このワイルア周辺に深い関係のある過去世を感じていらっしゃる方なら話は別かも知れません。

この石に並々ならぬ何かの感覚を覚えてしまう人は行くことをお勧めします。

このベルストーンの響きを聴くなり、周辺の風景を眺めて、昔の波動を追跡すれば、過去世に関する感覚的な記憶とか、人によってはヴィジョン体験が可能かも知れません・・・。

こういった過去の史跡的な場所を訪れる時のポイントは、一回行ったくらいで全てを判断しては、決めつけてはいけないということでしょう。

それは、最初に行った時に何も感じなくても、何度目かの訪問で、いきなり何かが閃いてしまったり、突然にヴィジョンが視えてしまったり・・・と言った経験も起こりえるからです。

一回目よりも二回目の方が簡単に行けますし、時間の余裕も生めるでしょうから、最初でめげずに、幾度か訪問するのが良いと思います。



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