2007/06/21

サイキック講座:エンパシック(5)

それでは映画を例に挙げて話を進めてみます。 映画の中には、コメディーから、社会派もの、SF、アクション、ホラー、サスペンスなどと様々なジャンルがあります。

ここでの話の争点になるのは、個人個人が感じる、もしくは共感する幅のことです。 

例えば、ある人は血みどろのホラーが嫌いです。

しかしまたある人は血みどろのホラーが好きだったりします。

要は人それぞれによって感じる部分が違うので、目の前に写されている惨劇を、恐怖の悲劇として捉えるのか、作り話のコメディーとして捉えるのか、もしくは本当に目の前で繰り広げられる惨劇をエクスタシーとして捉えるのか、心理的にどう反応するか、反響するかの違いです。 

鑑賞者の心の視点によって、反響する部分と感じる部分が違ってくるということです。 

ホラーでなくても、どのようなジャンルの映画でも基本は同じです。

その根底にあるのは、鑑賞者がどこのレベルに、どの方向性で反響するのか? という事です。

上列したメリル・ストリープの映像ですが、一通り何も考えずに見てみるのをお勧めします。

すべてが英語なので何を言っているのか分からないと思いますが、それは無視して、彼女の存在のあり方に焦点をあわせて、彼女から派生されているエネルギーをそれぞれの異なった映像から感じてみてください。 

単純な話、頭を使わずに、客観的に放出されてるエネルギーをい感じるという部分に意識を当ててみて下さい。

メリル・ストリープという一人の存在は、演技をするという技術を使って、放出するエネルギーの質を大幅に変化させているという事です。 

違う波動域の役者とのエネルギーの回転を良く現しているのが、上から二番目の「永遠に美しく」のベストシーンです。 

それぞれの役者の間で回転するエネルギーが巧く廻っている良い例だと思います。

役者同士の間で的確にエネルギーが回転していないと、鑑賞者を轢き付けることが難しいわけです。 

前回のエネルギーの動きの話に戻りますが、エネルギーというのは絶えず動いています。

私達の身体の中の器官が動いているように、地球は自転しながら太陽を中心として公転し、太陽はさらに外側の銀河系の中心の軌道に沿って公転し、その銀河系も、さらに大きな銀河系の中心に沿って公転しています。

ここで登場するのが、らせん状に回転しながら上昇と下降を繰り返すエネルギーの動きです。

私達の脊髄に沿って存在する、垂直パワーストリームの中で、クンダリーニのエネルギーはらせん状を描きながら上下して動いています。 

頭の天辺に接続されているクラウン・チャクラに媒介されるエネルギーも、尾てい骨に接続されている、基礎のチャクラのエネルギーも吸引と放出を同時に行っています。 

全てのチャクラに媒介されるエネルギーは、一般的なイメージでは入り込んで来るという一方方向のエネルギーの流れのように捉えられがちですが、媒介されるエネルギーは、実際には吸入と放出を同時に行っているんです。

身体にエネルギーが入り込むと同時に、放出しているんです。 

分かりやすく説明すると、海洋発電の場合には、海面付近の暖かい温度の海水と、海底近くの冷たい温度の海水に送り込む事によって、海流が発生させて原動力にするんです。 

モーターも基本的には同じですが、プラスの電流と、マイナスの電流をコイルに流すことによって、磁力を生じさせて軸を回転させるわけです。 

簡単に説明すると、方向性の違うエネルギーを衝突させることによって、エネルギーを派生させているわけです。 

お湯を沸かすときに、煮えたぎったお湯は、水煙りとなって、温度の低い空中へ向かって蒸発するわけです。 ここで何が言いたいのかというのは、私達のエネルギー的な身体は、様々な波動域のエネルギーを吸収しながら、同時に放出しているわけです。 

ですから、二つの異なったエネルギー身体が重なると、自然にエネルギーの渦が出来て、空間を共有するお互いの間で、エネルギー的な海流が派生して、エネルギーの循環が始まり、ある程度のエネルギーのレベルの平均化が始まるまで、動き続けるという事です。 

これは感情的なエネルギーに対しても同じ事が言えます。 

私達は、自分以外のものと対峙するときに、エネルギーのやり取りを行うわけです。

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