2010/11/28

★病気克服の心構えと喪失のステップ

前回の続きです。

前のブログで書いた、
病気克服のための第一歩 を進めてゆくと、少しずつでも変化がやって来るようになります。

毎日の生活のエッセンシャルな基礎の部分がシッカリしていれば、どんな治療を受けても、どんなヒーリングを受けても、それを手助けして、回復へと引っ張って行ってくれます。



病気等が発覚した時は、まず精神的なダメージを受けます。


自分が病気だと知ってしまった時点で、心が揺らいでしまうのです。



心が動揺してしまうと、身体もそれに共振して動揺し始めます。


精神的なストレスは、身体に巨大な影響を与えるので、免疫機能が下がってゆくことに繋がります。



自分の存在自体を揺るがすような病気が発覚した場合は、お医者様にかかるのと同時に、精神的なサポートとして、それ専門のカウンセラーにも会うことです。


それは自分一人で抱え込んでしまうと、心理的に消化するのにとてつもない精神力を使うからです。


まずは専門家のプロと一緒に、病気のことを良く知って、自分が一体どういう状況に置かれているのかをシッカリと把握しましょう。



医師やカウンセラーや、セラピストなどの人たちは、克服のために一緒になって付き添ってくれます。


自分に合ったセラピストやカウンセラーを探すのは大変な場合もあるかもしれませんが、良い人に当たるまで一生懸命に探しましょう。


私も自分で良いと思えるまで、色んな人を探しましたが、それにかけた時間は無駄ではなかったと思います。


なぜなら、少なくとも懸命に探している間は、そのことに頭を使うので、病気のことを考えて落ちる時間が少なくなります。



人によっては自分の目の前に広がっている現実があまりにも過酷なように思えて、自分の病気のことなど考えたくないと思う人もいるでしょう。


悲しみに明け暮れたり、自暴自棄になったり、自虐的になったり、怒りが込み上げて来たりといった感情の嵐がやって来ます。


こういった場合の感情の揺れには基本的なステップがあります。



病気や死別などに関係なくても、「何かを失った」時におこる感情の起伏は同じようなものです。


例えば、失恋した、目指していた試験に落ちた、仕事に失敗した、期待していたことが叶わなかったなどです。



この喪失の「5つのステップ」を覚えておくと、周囲の人がそういう立場になった時に、その人の状況を理解する助けになるので、覚えておいた方が良いでしょう。



自分の家族や、友人知人が生死に関わる問題に直面している時には、その場の感情の流れに左右されずに、霊性になって関わってあげましょう。


しかし、自分がその現状に立たされてしまった時は、そんなこと思い出す余裕は無いかも知れません・・・。多分「喪失の5つのステップなんて!」と怒ってしまうか、そんなこと思い出す暇もないと思います。



★喪失の5つのステップ


1:否定


信じたくない!と思うでしょう。


目の前が真っ暗になる瞬間です・・・。


まず現実を否定する感情が起きます。


目の前の現状を認めたくないという感情です。


人は安定した状態を好むので、急激な変化を好みません。



2:怒り


どうして私なの? と思うでしょう。


自分の大切なものを失った時に人は怒ります。


未来とか、今ままでのこととか、希望とか、生き甲斐といったものを失うことです。


普通に理性を持って考えられない状態になると、暴れたり、八つ当たりしたり、好き放題したり、お酒や薬に走ったりします。



3:バーゲン


何とかしてください!と思うでしょう。


どうでもいいから助けて欲しい、何でもいいから、どうにかして欲しい、もとに戻して欲しい、という懇願する感情などが現れてきます。



4:落ち込み・鬱状態


もうどうでもいいや・・・どうせ○○なんだから・・・的に思うでしょう。


現実を受け入れる準備が出て来ると、次第に落ち込んで来ます。


何もする気力が無くなり、自分の世界に入ってしまうので、人にも会いたくない、部屋に閉じこもり切りになったり、食事の量が減ったり、外界のことに反応することが少なくなります。


一番危険なのはこの時期です。


気力を使って怒ったり、喚いたり、騒がしくしている間は、まだ気力が廻っていますから、身体は精神力を利用して生体波動を発電しているからです。


ここでもぬけの殻になってしまわないように、肉体的な運動を通じて気の力を充電する、充電させることを考えましょう。


自分が引きこもりがちになったら、自分で自分のお尻をひっぱたいて、とにかく一日一回は必ず家から出て、散歩するなり、身体を動かす習慣を欠かさないようにしましょう。



5:受容・現実の受け入れ


感情のジェッコースターの勢いが落ちて来ると、心が落ち着いてくるので、少しずつ自分の立っている現実を認める心の余裕が現れてきます。



以上のような流れを見て行くと、感情は噴出するようにエネルギーを放出させて、次第に落ち着いて来るという流れです。


感情がジェットコースターの状態の時は、とにかく感情の波が落ち着くのを手伝ってあげることです。



人間は感情から生み出したエネルギーも行動力に使います。


それと同じく、肉体を使って生み出したエネルギーも使います。


そして食べたものから生み出したエネルギーも使います。



これらのエネルギー源を大きく左右するのが、精神のバランスです。


まずは自分の「気=波動=意識」をしっかり保つことから始めましょう。



次回で終わると思うのだけれど・・・・。