2010/09/01

突然に現れる香り


ちょうど「聖なるハワイイ: ハワイアンのスピリチュアリティー」の元になった原稿を書き始めた頃に、まだ近所に住んでいた友人のリチャードラヴィンと一緒に竹林が美しいコースがある渓谷の中へハイキングに出かけた時のことです。
聖なるハワイイ
ハワイアンのスピリチュアリティー
/Hiroshi Makaula Nakae

¥2,100
Amazon.co.jp
そのコースの帰りに端で突然にマイレという植物の香りを嗅いだのです。

マイレは蔦系の植物で神々に捧げるためのレイとしても使われていたもので、今でも古典フラなどを踊る際や、聖地で奉納を行う際などにも使われています。

自然の中ですから、風に乗ってどこからか香りが運ばれて来るという状況は考えられるのですが、運ばれて来たのではなく、突然に現れたのです。

リチャードに聞いても彼は匂いを嗅いだだけではありませんでした。

私だけが数秒の間くらいマイレの香りの中に居たのです。

その周辺を探してみましたが、そこにマイレの蔦が見つかるわけもなく、その出来事は私の記憶の中に鮮明に残ることになりました。

そして原稿のために数多くの昔のハワイアンの生活様式や、考え方、特にスピリチャルな内容が多く書かれている書籍を手当り次第に読んでいた時に、ハイキングコースで体験した香りに関する記述に辿り着いたのです。
 
どこか自然のある場所に出かけて行って、その場所で突然にマイレの香りがする時は、昔ハワイアンが神事を行っていたヘイアウが近くにあることを知らせているという内容でした。

 超臭覚的な能力が本格的に現れ始めたのは、前に書いた味覚の場合と同じく自分の波動域とオーラの新陳代謝が変化を始めた頃です。

時々のように部屋の中にいつもは臭うことがない匂いを嗅ぐことが増えて来たのですが、それでも外や隣近所の住人の部屋から窓や換気扇を通じて入り込んでいるのかも知れないと思っていました。

そしてある日の晩にベッドに横になって寝ようとしていると、突然に男性用のコロンの香りが自分の周囲に漂い始めたのです。

しかもその香りは自分が持っているコロンとは全く違う種類のもので、その香りが伝わっている時間も数分とかなり長いものでした。

それから頻繁にサイキック的に何かの香りを嗅ぐようになってゆきました。

部屋にいても、どこかに外出していても、周辺には漂っていない匂いを嗅ぐことが多くなっていったのです。


毎月の終わりに無料!一斉遠隔ヒーリングを行うようになって、遠隔ヒーリングを受けた方からの面白い経験の中にも香りの伝達に関するものが届き始めました。

遠隔ヒーリングを受けている間に花の香りがどこからか出現したという内容のものです。

それはローズの場合もあれば、サンダルウッド(白檀)の混じった香りだったりしたそうです。

この件で思い当たるのは、私が遠隔を送っている時に気が向いたら時々使っている数種類のオーラスプレーです。

その中にローズやサンダルウッド、セイジなどが含まれているのです。  

香りが波動として転送されて出現するという体験の話しが多くなって来たので、それ以来は香りに対しての自意識が高くなっていきました。

そしてホノルルで二回目のスフィアのクラスを行った時にクレアアリエンスのことと波動の転送に関する説明していた時のことです。

クラスのアシスタントとして参加していた「魔法使いのエステシャン」のニックネームで親しまれている宮田多美江さんが密かにある実験を行い、それに成功したのです。

話しの最中に彼女の目の前に座っていた女性の生徒さんが「えっ!?」と突然に驚いて目を丸くした顔で声をあげました。  

何と、何の兆候も無く、突然に鼻腔の中に金木犀の花の香りが出現したので驚いたと言うのです。  

すると多美江さんが意識を使って香りを転送出来るかどうか実験してみたと言うではありませんか。

彼女が脳裏で思い出した金木犀の香りを、生徒さんの鼻腔の中に送ったと言うのです。

それが出来てしまった本人も驚いていましたが、それを目撃してしまった私も他の生徒さんも驚いてしまいました。  

香りは形として明確な物質ではありません。

風に運ばれて空気中を漂うようにして移動することも出来きますが、その形は目に見えないくらいに非常に微細な分子的な構造を持った物資です。

物質の形としてはとても小さな砂などよりも密度が、比重も他のものに比べれば軽いものですが、香りも物質であることに変わりはありません。


では突然に出現する香りは、その距離間や、移動する間の時間などに関係なく、私の自宅から日本に住んでいる人のいる場所や、友人宅から私の部屋など、ある場所から別の場所へ移動できるのでしょう? 

また、どうして意識の力を使って別の人の鼻腔の中に突然に出現させることが可能なのでしょうか?

意識の力を使って香りを転送出来るということは、その伝達方法が更に明確に分かれば、もっと質量の思い物質を伝達することが出来る可能性があるということにもなります。

続く・・・


さらに、まか~ウラの多次元経験に興味のある方はコチラがお勧め!

聖なる谷
空中都市マチュピチュを超えて
Hiroshi Makaula Nakae

¥1,890
Amazon.co.jp

0 件のコメント:

コメントを投稿