2010/09/30

意識はどこに存在するのか?


「人間の意識とは一体なんぞや?」という疑問を、オーラや波動といった広範囲なサブジェクトを通じて解き明かす的な、非常に大それた内容です。


第四章 オーラ

①意識はどこに存在するのか?  


これまで私たちの意識に関することを書いて来ました。

では、私たちの意識というのは、一体全体どこにあるのでしょうか?  

すこしこのことを考えてみて下さい。  

自分の意識というのは、一体どこにあるのだろうか?  


医学的な見地では全ての神経が集中している脳で人間は何かを考えると捉えています。

頭で考え過ぎると知恵熱が出たり、あまり上手く行かない場合は頭痛がしたりします。

私たちが思考の力を使う時に働くのが脳で、人間が何かを考える時に働く、思考の波動を創造するオーガニックな器械みたいなものです。  


では思考と意識は同じものなのでしょうか?  

考えることと、分かること、感じることなどの全ては意識の中に流れてきます。  

では意識がある、意識が無いというのはどういうことなのでしょう?   

意識は目覚めているか、寝ている、もしくは気(意識)を失っている、昏睡状態に陥っている状態のどれかに当てはまります。  

私たちが寝ている時は、意識は働いていますが、身体に接続されている割合が少ない状態です。

寝ている間にも身体は活動していますし、神経も動いてる状態で、主に潜在意識の領域が働いています。

夢を見ることも潜在意識の領域の活動です。

そして充分な眠りを取って目覚める時間が来ると、意識は身体に接続を始めて、身体を普通に動かせるようになると完全に目覚めた状態になります。  

私たちは起きている時には意識が完全に肉体に繋がっていて、寝ている時には部分的に繋がっているという風に捉えてみてください。  

では、自分の意識の場所を探す時に、一体どんな場所に意識の在処を探すでしょう?

あなたの意識は頭の中にありますか?  

それとも心臓の中ですか?  

それともお腹の中心ですか?  

多分そのどれも正解だと感じないと思います。  


なぜなら私たち人間の意識は、脳や心臓などという肉体の中にはないからです。  


意識はどこにあるのかな? と肉体の中を探しても分かりにくいのは、肉体が意識の中に包まれているからです。

「肉体が意識の中に包まれている」というアイデアは、慣れないと非常に分かりにくい考え方だと思います。  


では簡単な実験を行ってみましょう。  

まず最初に、自分の意識を目の前のスクリーンに当ててみてください。

スクリーンに写し出されている文章でも何でも構いません。

意識を何かに当てるということは、意識がその場所に動くということです。  

では次に画面から意識を離して、自分の右足の親指の先に意識を当ててみて下さい。

親指の先の状態を感じてみるということです。  


では目を閉じて、両目をリラックスさせて、自分の眼の状態を感じてみて下さい。  


では次に眼を開けて、眼を開けたまま自分の背中、背骨の真ん中の当たり、ちょうど心臓の裏側に意識を当ててみてください。  


では次に、意識を自分の喉仏の周辺に当ててみてください。

喉の内側、ちょうど何かを食べた時に、物が通り過ぎてゆく感じがする部分です。  


この簡単な実験が伝えているのは、私たちの意識は、その意識の当てられた部分に移動することが出来るということです。  

肉体が意識の中に含まれているというのを分かりやすく書くと、肉体が意識というものの中に浮かんでいる、もしくは全体的に浸かっているという感じです。  

前にも書きましたが、意識と波動は同じものです。

私たちの身体は波動で繋ぎ止められているということです。

身体の隅々までその全てに波動が行き渡り、それが肉体を形づくっているわけです。


この観点から見ると、意識は身体中に張り巡らされているという捉え方も出来ます。  

サイキック的な超感覚が発達して来ると、自分の身体の枠を超えた部分にも意識を当てられるようになります。

例えば肉体から5センチ離れた空間とか、5メートル離れた場所といった具合です。  

そして意識の動かし方に慣れて来て、その能力がさらに開発されて来ると、更に距離を超えた場所、例えば家にいて街のどこかに意識の焦点を合わせたりすることが出来るようになります。

さらにはホノルルにいて日本のある場所に意識を接続させたり、さらにはある人を通じて別の人に意識を合わせたりすることが出来るようになります。  


私たち人間の意識というのは、脳や心臓などといった特定の臓器に留まっているものではありません。  

人間の意識は身体の中に存在するものではなく、身体の内にも、そして外に存在するものです。

そしてそれを可能にしているのが肉体の全てとオーラの全体に行き渡っている波動であり、その全体的なものが意識なのです。  

これを簡単に書いてしまうと、肉体を包んでいる私たちのオーラの全体が意識の姿だと言うことです。

続く・・・