2010/09/12

不満足の法則

前回からの続き・・・

では自分を本質的に満足させることが可能な「何か」とは一体なにでしょうか?

多くの人は、自分の中で感じている「不満足さ」を解決してくれる何かを、自分の外に探して手に入れる努力をします。それは車や洋服、家などといった物だったり、愛情や同情などの感情だったり、成功した地位や名誉、恋人や、家族だったりします。

しかしその多くの場合は、内面の不満足さを埋めてくれることはありません。

それが教えているのは、自分の外には答えが無いということです。

この観点に達すると、自分の内面に意識を向けるようになります。

人間の精神性に重要さを見いだす努力をするわけです。

そこで瞑想を習ったり、自己変革のセミナーに出たり、能力開発をやってみたり、引き寄せ系のセミナーで別の方法での願望実現の方法を習ったり、ヨガや気功、太極拳、ヒーリングなどの、精神世界というジャンルにアンテナが移動するわけです。

さらには健康な身体に健康な意識が宿るという具合に、自然療法や、自然食、有機野菜、マクロビィオテックからサプリメント、ロハスな生活からエコ思考までが加わって来ます、

それら全てを繋げて理解しようと思うと、かなりのプレッシャーを感じてしまうのは当然でしょう。

この精神世界というのは非常に幅が広く、精神論や観念的な部分も多い世界なので、多くの人が混乱を経験します。

精神世界で色んなことを学んでも、思ったように自分を変えられない、満足させることが出来ない現実にブチ当たるわけです。

そして別の意味での壁と不満足さを感じ始めます。

この中で最もややこしいのがどんなセミナーやワークショップでも共通して言われる

「自分で自分の現実を創っている」という究極の原理です。

この言葉を突き出されたら、その意味を真っ当に理解している人は反撃できないのです。

単純に書いてしまうと「あなたは元を正せば神なのだから、自分で創った現実に責任を持ちなさい」ということなのですが、そんな究極の原理を真っ向から突き出されても、そんなことを簡単に体得して造り出せる人は少ないわけです。

では、一体どうすれば自分の望む現実を創れるのか? という疑問をテーマにしてワークが開発され、「願望達成」や「引き寄せの法則」という、不満足さを満足させるための「意識を使った創造のツール」が古の影の中から現代に蘇ったわけです。

そしてこのツールに行き着くと、自分の意識を使って、自分の望む現実を創る努力を始めます。

その多くの場合は、お金や成功と言った物質的な豊かさ、ビジネスと経済に通じるものですが、全ての人がそうなわけではありません。

中には難病を克服するために意識のツールを使ったり、自分の内面を開いて幸せに導くために使っている人達も大勢いれば、そのツールを使って本気で自分の霊性を高めて覚醒を目指している人達も大勢います。

意識の進化の過程は、まず自分の中にある個人的な意識の不安定さから生まれる不満足さを、何かしら満足した状態へ移動させることを必要としているように見えます。

では、この世の中に充満している不満足な意識状態を、あらゆるレベルで満足した意識状態にするために必要なものは何なのでしょうか?

意識の三位一体の構造が私たちに提示しているのは、それぞれの力を段階的に使いこなして、第四の意識状態を獲得し、自分が体験している現実を、次の超立体的で多次元的な波動レベルまで引き上げるというアイデアです。

ではこれまでのおさらいです。

顕在意識の力は思考です。

潜在意識の力は感情です。

超越意識の力はイメージです。

この三つの意識から生まれる「力」を連動させることによって、現実に変化を引き起こすことが出来るようになります。

この部分は「願望達成」や「引き寄せの法則」に関係しています。

では普通の状態では目に見えない、触る事も出来ない、感じることも出来ない「意識の力」というのは、一体なになのでしょうか?

それは「波動」です。

続く・・・

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