2010/08/27

体内の波動の動きを体感する場合


体感する能力が向上して性能がさらに精密になって行くと、身体の中を移動している波動の動きを体感出来るようになります。

分かりやすい例として、気脈を流れる気の波動を例にして書いてみます。
 
アメリカ人に比べると、気功や鍼治療は日本人にとっては比較的に身近なものだと思います。

気功を長く鍛錬していたり、鍼治療を長く受けていたりすると、体内に流れている気の動きに敏感になって行きます。

それと同じように、気の交差点であるツボが詰まっていると、その気の詰まりにも敏感になって行きます。

鍼治療の場合は、鍼師が詰まっているツボの位置に明確に鍼を指して気の流れをスムーズに導くことが出来なかった場合は、とても不満足に感じてしまい、満足のゆく鍼治療を受けられるまで次の鍼師のところへ梯子するという話しは良く聞きます。

リアルに気の流れを感じることが出来なくても、身体が気持ち良い状態になっているか、そうでないかは体感して識別しているわけです。
 
シアトルにいた時の話しですが、その時は普通に鍼治療に興味があったので、週一回の割合で家の近くの白人の鍼の先生に通っていました。

その中で、一回だけとても素晴らしく気脈が広がる治療の経験をしたことがあります。

とにかく身体中の気脈が開くのが明確に分かり、約40分くらいの治療の後は、まるで重力が変化したのかと思える位に、いつも感じていた身体の重さが三分の一くらいの軽さになったように感じたのです。
 
初めてヨガに挑戦してみた時も、これと非常に似た経験をしました。

家のリヴィングでビデオを見ながらヨガに取り組んだのです。

その時は肉体的にも精神的にも絶不調のときでしたから、約1時間くらいのコースを終えた時には全身から流れるように溢れ出す汗の凄さに圧倒されて、そのまま息を切らせながら、しばらく横になっていました。

その時に身体中に流れる気の動きが分かり、身体の心地よさも、軽さも明確に感じることが出来ました。

今となっては自分の身体の波動の動きを絶えずモニターする癖がついてしまっているので、少し意識を身体に向けるだけで、その時の身体の気脈の流れとか、動き、詰まりを感じることが出来ます。
 
クライアントや一緒にいる人の身体の中を動く波動を体感する場合も同じです。

自分の体内の波動の動きを絶えずモニターしていることによって、外部からの波動の影響を敏感に察知することが出来るようになるのです。
 

他人の身体の中の波動の動きをモニターする場合で一番分かりやすいのは、肉体波動の中にある低波動のものが離れていゆく過程でしょう。

遠隔ヒーリングで体内の波動を動かし始めると、その部位の重さが軽くなるように感じたり、部分的に気持ちの良い清流が流れて澄んで行くのが感じられます。

それとは逆に高い波動が集まり始めてその部位が暖かくなったり、少し熱をもっているような感じでホカホカし始めます。
 
体内の波動の動きを感じる場合の多くは、冷たく感じたり、重たく感じる、詰まったように感じる、暖かく感じる。それらに加えて波動の動き、身体のどこをどのように波動が動いて行くかを感じます。

続く・・・

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