2012/01/01

上との繋がり方(2)意識の集中点

上と繋がる場合に非常に重要なのが意識をそれに集中することです。

良く瞑想をしていて頭の雑念が払えなかったり、集中しきれなかったりするという話を聞きます。

禅では、「頭の中を空っぽにする」という教えを説きますが、それが中々難しいわけです。

単純に座禅を組み、ただ静かに座って頭の中の雑念を払って頭の中を空にしろというのが意識の訓練の一部なんですが、どうせならもっと効果的にやった方が早いし便利です。

意識に集中点がないと、意識は散漫になりやすいんですね。

何かに集中しきっている場合というのは、それ意外の事は頭に入って来にくいんです。

まぁ『没頭』している状態とも言いますね。

そこまで行ってしまえば雑念を混じらせずに進むことが出来るんですが、そこまでの意識の領域にどうやって行くのか? が問題になるわけです。

そこでステップ1として、まず身体の状態を整えます。

身体は意識の乗り物です。

普段は私たちの意識が身体をコントロールしているように考えがちですが、その反対に身体が意識に影響を与えている場合の方が多々あるわけです。

雑念に捕われている意識を鎮めて、瞑想状態に入りやすくするには、まず下準備として意識を使って身体を整える方が早いです。

瞑想なり黙想なりを始める段階の最初で、まず意識を自分の身体に向けます。

最初は呼吸です。

出来るだけ長く息を吸って、そして出来るだけ長く息を吐き出します。とにかく呼吸だけに意識を集中して、身体が落ち着いてゆく感じが得られるまで続けます。

呼吸をしている間に、光を吸い込んで、吐き出すときに邪念とか、ネガティブなものが呼吸を通じて意識と身体の中から吐き出されるのをイメージするのもお勧めです。

要点は何かを漠然と考えるのではなく、また、心を鎮めることに躍起になる前に、意識と身体と魂の三位一体を統合することに集中するということです。

心と身体と魂がバラバラのところにあると、全てが噛み合ないので瞑想などもオチオチやっていられませんね。

深く長い呼吸を繰り返しながら、次に意識を身体の一部へと集中させます。

集中点は足の指先でも、肩でも、腰でもどこでも構わないんですが、身体全体がリラックスできるようになるまで、身体自体に意識を通じて自己暗示なり、コマンドをいれ続けます。

「私の身体はリラックスして行きます」でも構いませんし、「少しづつ身体が暖かくなってリラックスを始めます」でも構いません。

深呼吸を繰り返しながら、身体に意識でコマンドを与え、身体を先に瞑想状態へと導く訳です。

エネルギーというのは意識のコマンドによって動くので、意識を使って身体の血流や、血圧、エネルギーの流れをある程度はコントロールできるんです。

「バイオフィーフィード・バック」という意識を使って身体をコントロールする方法では、意識的に心拍数を落とし、酸素の使用量を減らして体全体を眠らせることも可能なんです。

自立訓練法のように、足の親指に意識を集中してそこにエネルギーを集めて暖かくし、そして足の指先から、足の裏、足首、ふくらはぎ、膝、太もも、股関節、下腹部、腹部といった具合に次第に身体を温めてゆくことも可能です。

「少しずつ身体が重たくなり、足の指先から温かくなって、次第に身体全体がリラックスした状態になります」というコマンドを与えることも出来ます。

呼吸に意識を集中させつつ、身体全体を感じながら相対的にリラックスした状態にもってゆくと、ただボぉ〜っとして瞑想状態に入って行くのを待っているよりも、数段早く無我の領地に入れると思います。

まず意識を使って、心と身体を繋げ、そしてさらに魂に繋げて三位一体の統合を促すわけです。

呼吸は命。

呼吸をコントロールすることで長寿を達成出来るのもリサーチされています。

瞑想を行うのであれば、まず呼吸から。

そして身体をリラックスさせ、心と身体を結びつけてから始めてみてください。

2 件のコメント:

  1. 若い頃神経を病んでしまい、そこから立ち直る過程で「自分を見守りくださる存在」を感じました 苦しくて拠り所がなく、藁にもすがる思いで毎夜「守護霊さま」を仮定して語りかけをしていたのです
    今では現実のドラマの世界で、すっかり図太く生活しておりますが・・・

    そのような下地?がありますので、ここで少しレベルアップしようと思います 私にどのような方がついてくださっているのか、知ることができるでしょうか?

    makaulaさんの具体的実践的で解りやすいお話、いつもありがたいです
    まずは瞑想からチャレンジします!

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  2. 自分をどのような霊的な存在が導いてくれているのかに興味があるのは当然なことかもしれません。

    一番簡単な答えは「あなたの霊的なガイドが自身のことを知らせてくる」のを待つことです。

    霊的な能力を持つ人に聞くことも出来ますが、自分で確認するのが最も確実かもしれません。

    その存在の個性を知りたいと望めば、何かしらの形で情報が提供されるかもしれませんので、常日頃からメッセージに対して心を開いているのが良いと思いますよ。

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